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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (66 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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E2

薬理・病態・薬物治療
GIO

患者情報に応じた薬の選択、用法・用量の設定および医薬品情報・安全性や治療
ガイドラインを考慮した適正な薬物治療に参画できるようになるために、疾病に
伴う症状などの患者情報を解析し、最適な治療を実施するための薬理、病態・薬
物治療に関する基本的事項を修得する。

(1)神経系の疾患と薬
GIO

神経系・筋に作用する医薬品の薬理および疾患の病態・薬物治療に関する基本的
知識を修得し、治療に必要な情報収集・解析および医薬品の適正使用に関する基
本的事項を修得する。

【①自律神経系に作用する薬】
1.

交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な
副作用を説明できる。

2.

副交感神経系に作用し、その支配器官の機能を修飾する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主
な副作用を説明できる。

3.

神経節に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用を説明できる。

4.

自律神経系に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できる。
(技能)

【②体性神経系に作用する薬・筋の疾患の薬、病態、治療】
1.

知覚神経に作用する代表的な薬物(局所麻酔薬など)を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用を説明
できる。

2.

運動神経系に作用する代表的な薬物を挙げ、薬理作用、機序、主な副作用を説明できる。

3.

知覚神経、運動神経に作用する代表的な薬物の効果を動物実験で測定できる。
(技能)

4.

以下の疾患について説明できる。
進行性筋ジストロフィー、Guillain-Barré(ギラン・バレー)症候群、重症筋無力症(重複)

【③中枢神経系の疾患の薬、病態、治療】
1.

全身麻酔薬、催眠薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。

2.

麻薬性鎮痛薬、非麻薬性鎮痛薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用(WHO 三
段階除痛ラダーを含む)を説明できる。

3.

中枢興奮薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)および臨床適用を説明できる。

4.

統合失調症について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および病態(病態生理、症状
等)
・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。

5.

うつ病、躁うつ病(双極性障害)について、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、および
病態(病態生理、症状等)
・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。

6.

不安神経症(パニック障害と全般性不安障害)、心身症、不眠症について、治療薬の薬理(薬理作用、
機序、主な副作用)
、および病態(病態生理、症状等)
・薬物治療(医薬品の選択等)を説明できる。

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