参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (38 ページ)
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公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html |
出典情報 | 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》 |
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化学物質の性質と反応
GIO
化学物質を理解できるようになるために、代表的な有機化合物の構造、性質、反
応、分離法、構造決定法、および無機化合物の構造と性質に関する基本的事項を
修得する。
(1)化学物質の基本的性質
GIO
基本的な有機化合物の命名法、電子配置、反応、立体構造などに関する基本的事
項を修得する。
【①基本事項】
1. 代表的な化合物を IUPAC 規則に基づいて命名することができる。
2. 薬学領域で用いられる代表的な化合物を慣用名で記述できる。
3. 基本的な化合物を、ルイス構造式で書くことができる。
4. 有機化合物の性質と共鳴の関係について説明できる。
5. ルイス酸・塩基、ブレンステッド酸・塩基を定義することができる。
6. 基本的な有機反応(置換、付加、脱離)の特徴を理解し、分類できる。
7. 炭素原子を含む反応中間体(カルボカチオン、カルボアニオン、ラジカル)の構造と性質を説明で
きる。
8. 反応の過程を、エネルギー図を用いて説明できる。
9. 基本的な有機反応機構を、電子の動きを示す矢印を用いて表すことができる。(技能)
【②有機化合物の立体構造】
1.
構造異性体と立体異性体の違いについて説明できる。
2.
キラリティーと光学活性の関係を概説できる。
3.
エナンチオマーとジアステレオマーについて説明できる。
4.
ラセミ体とメソ体について説明できる。
5.
絶対配置の表示法を説明し、キラル化合物の構造を書くことができる。(知識、技能)
6.
炭素―炭素二重結合の立体異性(cis, trans ならびに E,Z 異性)について説明できる。
7.
フィッシャー投影式とニューマン投影式を用いて有機化合物の構造を書くことができる。(技能)
8.
エタン、ブタンの立体配座とその安定性について説明できる。
(2)有機化合物の基本骨格の構造と反応
GIO
有機化合物の基本骨格となる脂肪族および芳香族化合物の構造、性質、反応性な
どに関する基本的事項を修得する。
【①アルカン】
1. アルカンの基本的な性質について説明できる。
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