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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (85 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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E5

製剤化のサイエンス
GIO

製剤化の意義と製剤の性質を理解するために、薬物と製剤材料の物性、製剤設計、
および薬物送達システムに関する基本的事項を修得する。

(1)製剤の性質
GIO

薬物と製剤材料の物性に関する基本的事項を修得する。

【①固形材料】
1.

粉体の性質について説明できる。

2.

結晶(安定形および準安定形)や非晶質、無水物や水和物の性質について説明できる。

3.

固形材料の溶解現象(溶解度、溶解平衡など)や溶解した物質の拡散と溶解速度について説明でき
る。
(C2(2)【①酸・塩基平衡】1.及び【②各種の化学平衡】2.参照)

4.

固形材料の溶解に影響を及ぼす因子(pH や温度など)について説明できる。

5.

固形材料の溶解度や溶解速度を高める代表的な製剤的手法を列挙し、説明できる。

【②半固形・液状材料】
1.

流動と変形(レオロジー)について説明できる。

2.

高分子の構造と高分子溶液の性質(粘度など)について説明できる。

【③分散系材料】
1.

界面の性質(界面張力、分配平衡、吸着など)や代表的な界面活性剤の種類と性質について説明で
きる。(C2(2)
【②各種の化学平衡】4.参照)

2.

代表的な分散系(分子集合体、コロイド、乳剤、懸濁剤など)を列挙し、その性質について説明で
きる。

3.

分散した粒子の安定性と分離現象(沈降など)について説明できる。

4.

分散安定性を高める代表的な製剤的手法を列挙し、説明できる。

【④薬物及び製剤材料の物性】
1.

製剤分野で汎用される高分子の構造を理解し、その物性について説明できる。

2.

薬物の安定性(反応速度、複合反応など)や安定性に影響を及ぼす因子(pH、温度など)について
説明できる。(C1(3)
【①反応速度】1.~7.参照)

3.

薬物の安定性を高める代表的な製剤的手法を列挙し、説明できる。

(2)製剤設計
GIO

製剤の種類、製造、品質などに関する基本的事項を修得する。

【①代表的な製剤】
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