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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (8 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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また、モデル・コアカリキュラムに示された教育内容だけで薬学の学士課程
教育が完成するものではなく、6年制学部・学科の教育課程の全てを画一化し
たモデル・コアカリキュラムの履修にあてることは正しくない。6年制学部・
学科のカリキュラムは大別すると、教養教育を含む薬学準備教育、モデル・コ
アカリキュラムに準拠した教育、各大学独自の薬学専門教育から構成されるが、
これらの履修時期、時間は教育研究上の目的に沿って学習成果を評価しながら、
バランスよく配当される必要がある。改訂後の薬学教育モデル・コアカリキュ
ラムは到達目標数の上で、従前のものに比してスリム化されていることもあり、
およそ教育課程の時間数の7割を、モデル・コアカリキュラムに示された内容
の履修に充てることが妥当と考えられる。
各大学においては、それぞれの教育理念等に基づいて、薬学アドバンスト教
育ガイドラインを含む特色ある大学独自のカリキュラムを設定することが必須
であり、学生のニーズや将来の進路に合わせて自由に選択できる多様なカリキ
ュラムを提供することが重要である。このモデル・コアカリキュラムに示され
た内容を確実に修得した上で、残りの3割程度の時間数で個性ある各大学独自
のカリキュラムを準備することが必要である。
(7ページ【選択的な大学独自の
カリキュラムの設定】を参照。)
今回の改訂は、大学が主体的で実効性のある充実した薬学教育を展開するこ
とにより、6年制薬学教育の質の向上を目指すために行うものであり、各大学
の教育カリキュラムが薬学共用試験や薬剤師国家試験に合格することのみを目
標とする教育に偏ることのないよう留意すべきである。

2. 表示の方法と利用上の留意点等
【基本的資質】
薬学教育モデル・コアカリキュラムの基本理念や医療全体を取り巻く情勢の
変化等を踏まえ、
「薬剤師として求められる基本的な資質」を、①薬剤師として
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