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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (83 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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E4

薬の生体内運命
GIO

薬物の生体内運命を理解し、個々の患者の投与設計ができるようになるために、
薬物の体内動態およびその解析に関する基本的知識を修得し、それらを応用する
基本的技能を身につける。

(1)薬物の体内動態
GIO

吸収、分布、代謝、排泄の各過程および薬物動態学的相互作用に関する基本的事
項を修得する。

【①生体膜透過】
1.

薬物の生体膜透過における単純拡散、促進拡散および能動輸送の特徴を説明できる。

2.

薬物の生体膜透過に関わるトランスポーターの例を挙げ、その特徴と薬物動態における役割を説明
できる。

【②吸収】
1.

経口投与された薬物の吸収について説明できる。

2.

非経口的に投与される薬物の吸収について説明できる。

3.

薬物の吸収に影響する因子(薬物の物性、生理学的要因など)を列挙し、説明できる。

4.

薬物の吸収過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。

5.

初回通過効果について説明できる。

【③分布】
1.

薬物が結合する代表的な血漿タンパク質を挙げ、タンパク結合の強い薬物を列挙できる。

2.

薬物の組織移行性(分布容積)と血漿タンパク結合ならびに組織結合との関係を、定量的に説明で
きる。

3.

薬物のタンパク結合および結合阻害の測定・解析方法を説明できる。

4.

血液-組織関門の構造・機能と、薬物の脳や胎児等への移行について説明できる。

5.

薬物のリンパおよび乳汁中への移行について説明できる。

6.

薬物の分布過程における相互作用について例を挙げ、説明できる。

【④代謝】
1.

代表的な薬物代謝酵素を列挙し、その代謝反応が起こる組織ならびに細胞内小器官、反応様式につ
いて説明できる。

2.

薬物代謝の第Ⅰ相反応(酸化・還元・加水分解)、第Ⅱ相反応(抱合)について、例を挙げて説明
できる。

3.

代表的な薬物代謝酵素(分子種)により代謝される薬物を列挙できる。

4.

プロドラッグと活性代謝物について、例を挙げて説明できる。

5.

薬物代謝酵素の阻害および誘導のメカニズムと、それらに関連して起こる相互作用について、例を

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