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参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (88 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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F

薬学臨床
GIO

患者・生活者本位の視点に立ち、薬剤師として病院や薬局などの臨床現場で活躍
するために、薬物療法の実践と、チーム医療・地域保健医療への参画に必要な基
本的事項を修得する。

※F 薬学臨床における代表的な疾患は、がん、高血圧症、糖尿病、心疾患、脳血管障害、精神神
経疾患、免疫・アレルギー疾患、感染症とする。病院・薬局の実務実習においては、これら疾患
を持つ患者の薬物治療に継続的に広く関わること。
前)
:病院・薬局での実務実習履修前に修得すべき事項

(1)薬学臨床の基礎
GIO

医療の担い手として求められる活動を適切な態度で実践するために、薬剤師の活
躍する臨床現場で必要な心構えと薬学的管理の基本的な流れを把握する。

【①早期臨床体験】 ※原則として 2 年次修了までに学習する事項
1.

患者・生活者の視点に立って、様々な薬剤師の業務を見聞し、その体験から薬剤師業務の重要性に
ついて討議する。
(知識・態度)

2.

地域の保健・福祉を見聞した具体的体験に基づきその重要性や課題を討議する。
(知識・態度)

3.

一次救命処置(心肺蘇生、外傷対応等)を説明し、シミュレータを用いて実施できる。
(知識・技能)

【②臨床における心構え】〔A(1)、
(2)参照〕
1.

前)医療の担い手が守るべき倫理規範や法令について討議する。
(態度)

2.

前)患者・生活者中心の医療の視点から患者・生活者の個人情報や自己決定権に配慮すべき個々の
対応ができる。
(態度)

3.

前)患者・生活者の健康の回復と維持、生活の質の向上に薬剤師が積極的に貢献することの重要性
を討議する。(態度)

4.

医療の担い手が守るべき倫理規範を遵守し、ふさわしい態度で行動する。(態度)

5.

患者・生活者の基本的権利、自己決定権について配慮する。(態度)

6.

薬学的管理を実施する際に、インフォームド・コンセントを得ることができる。
(態度)

7.

職務上知り得た情報について守秘義務を遵守する。
(態度)

【③臨床実習の基礎】
1.

前)病院・薬局における薬剤師業務全体の流れを概説できる。

2.

前)病院・薬局で薬剤師が実践する薬学的管理の重要性について説明できる。

3.

前)病院薬剤部門を構成する各セクションの業務を列挙し、その内容と関連を概説できる。

4.

前)病院に所属する医療スタッフの職種名を列挙し、その業務内容を相互に関連づけて説明できる。

5.

前)薬剤師の関わる社会保障制度(医療、福祉、介護)の概略を説明できる。
〔B(3)①参照〕

6.

病院における薬剤部門の位置づけと業務の流れについて他部門と関連付けて説明できる。

7.

代表的な疾患の入院治療における適切な薬学的管理について説明できる。

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