参考資料8 薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版) (92 ページ)
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公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html |
出典情報 | 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》 |
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患者に安全・最適な薬物療法を提供するために、適切に患者情報を収集した上で、
状態を正しく評価し、適切な医薬品情報を基に、個々の患者に適した薬物療法を
提案・実施・評価できる能力を修得する。
【① 患者情報の把握】
1.
前)基本的な医療用語、略語の意味を説明できる。
2.
前)患者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)から、
薬物療法に必要な情報を収集できる。
(技能・態度)
〔E3(2)①参照〕
3.
前)身体所見の観察・測定(フィジカルアセスメント)の目的と得られた所見の薬学的管理への活
用について説明できる。
4.
前)基本的な身体所見を観察・測定し、評価できる。
(知識・技能)
5.
基本的な医療用語、略語を適切に使用できる。(知識・態度)
6.
患者・来局者および種々の情報源(診療録、薬歴・指導記録、看護記録、お薬手帳、持参薬等)か
ら、薬物療法に必要な情報を収集できる。
(技能・態度)
7.
患者の身体所見を薬学的管理に活かすことができる。
(技能・態度)
【②医薬品情報の収集と活用】〔E3(1)参照〕
1.
前)薬物療法に必要な医薬品情報を収集・整理・加工できる。
(知識・技能)
2.
施設内において使用できる医薬品の情報源を把握し、利用することができる。
(知識・技能)
3.
薬物療法に対する問い合わせに対し、根拠に基づいた報告書を作成できる。
(知識・技能)
4.
医療スタッフおよび患者のニーズに合った医薬品情報提供を体験する。
(知識・態度)
5.
安全で有効な薬物療法に必要な医薬品情報の評価、加工を体験する。
(知識・技能)
6.
緊急安全性情報、安全性速報、不良品回収、製造中止などの緊急情報を施設内で適切に取扱うこと
ができる。
(知識・態度)
【③処方設計と薬物療法の実践(処方設計と提案)】
1.
前)代表的な疾患に対して、疾患の重症度等に応じて科学的根拠に基づいた処方設計ができる。
2.
前)病態(肝・腎障害など)や生理的特性(妊婦・授乳婦、小児、高齢者など)等を考慮し、薬剤
の選択や用法・用量設定を立案できる。
3.
前)患者のアドヒアランスの評価方法、アドヒアランスが良くない原因とその対処法を説明できる。
4.
前)皮下注射、筋肉内注射、静脈内注射・点滴等の基本的な手技を説明できる。
5.
前)代表的な輸液の種類と適応を説明できる。
6.
前)患者の栄養状態や体液量、電解質の過不足などが評価できる。
7.
代表的な疾患の患者について、診断名、病態、科学的根拠等から薬物治療方針を確認できる。
8.
治療ガイドライン等を確認し、科学的根拠に基づいた処方を立案できる。
9.
患者の状態(疾患、重症度、合併症、肝・腎機能や全身状態、遺伝子の特性、心理・希望等)や薬
剤の特徴(作用機序や製剤的性質等)に基づき、適切な処方を提案できる。
(知識・態度)
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