参考資料6 令和4年度厚生労働科学特別研究事業「医療用医薬品・医療機器等の供給情報を医療従 事者等へ適切に提供するための情報システムの構築に向けた研究」(研究代表者:坂巻弘之) (112 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35103.html |
出典情報 | 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議 供給情報ワーキンググループ(第1回 9/7)《厚生労働省》 |
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院間との個別的関係の強さが背景にあるものと推
対 し、特 約 店 では「 自 社 営 業 担 当 者 から直 接 情
察される結果であった。
報提供」を「 5 営業日以内」に行う割合が 83.3%
以 上 から、病 院 側 からの公 的な情 報サイトの必
と、ヒアリング調 査 によって示 された病 院 ・ 特 約 店
要 性 はあるものの、企 業 や特 約 店 からの供 給 不
の関係の強さを裏付けるものと考えられた。
足 情 報 の提 供 については、情 報 提 供 に関 わる
供 給 に関 する情 報 について病 院 が必 要 とする
「 供 給 不 足 」 「 供 給 不 足 可 能 性 」 の定 義 と、提 供
情 報 と、メーカーが提 供 している情 報 との違 いを
情 報 の内 容 、タイミングなどについて、今 後 さらに
見 たところ、それぞれの割 合 に大 きな乖 離 がみら
検討すべきと考えられた。
れた項 目 としては、「 他 社 の代 替 製 品 」 の他 、「 供
給 不 足 の開 始 日 」 、「 供 給 不 足 回 復 までの予 想
E. 結語
期 間 」 、 「 供 給 不 足 状 況 の変 化 ( 予 想 期 間 の 延
医 療 機 器 に 関 わ る 供 給 不 足 、 供 給 不 足 の可
長 、規 模 の変 化 など) 」 、「 供 給 不 足 が解 決 したこ
能 性 が生 じており、安 定 確 保 と適 切 な情 報 提 供
と」 などがあった。これらからは、企 業 の安 定 的 な
が医 療 関 係 者 から求 められている。現 在 、メーカ
供給が強く求められている結果といえた。
ーから提 供 されている情 報 については、一 部 、医
療 関 係 者 のニーズを満 たしていないものもあるが、
公的な供 給 情報サイトで供給 不 足情 報が公開
今後 、メーカーからの情 報提 供の可 能性を含め、
されることによる懸 念 点 としては、「 特 定 医 療 機 関
供 給 情 報 提 供 のあり方 については、さらなる検 討
での在 庫 の偏 在 化 」 、「 代 理 店 ・ 卸 による医 療 機
が必要である。
関への偏った納入調整」が 5~6 割以上、懸念さ
れるとの回答であった。これらについては、情報サ
イトとは別 の医 療 関 係 者 向 けのガイドライン作 成
F.健康危険情報
も検討する必要があると思われる。
該当しない。
公的サイトに求める機能 については、諸外国の
G.研究発表
公 的 サイトの機 能 を参 考 に項 目 を設 定 した。「 メ
1.論文発表
ーカー以 外 からの情 報 入 力 機 能 (医 療 関 係 者 な
未実施。
ど) )「 医療 関 係者 以外( 患者など)の閲覧 制限 機
2.学会発表
能 」 については、メーカーが必 要 とする回 答 が 5
未実施
割 を超 えていたが、病 院 では相 対 的 に必 要 とす
る意見低かった点は、今 後の情報サイト構築にお
H.知的財産権の出願・登録状況
いて留意すべき点と考えられた。
(予定を含む。)
公 的 サイトの必 要 性 については、病 院 関 係 者
1.特許取得
が必要とする意見は約 7 割であったのに対し、メ
予定なし。
ーカーでは 23.1%、特約店も 41.7%と低く、メー
2.実用新案登録
カー、特約 店からは、現在の情報提供ルートに加
予定なし。
3.その他
えて、新 たに公 的 な情 報 サイトを構 築 することの
予定なし。
意 義 は低 いと考 えていることが示 された。医 薬 品
と異 なり、医 療 機 器 については、メーカー、卸 と病
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