薬 品 卸 が情 報 提 供 をしていたものの、製 薬 企 業

高 く、医 薬 品 卸 では 100％ が懸 念 を示 していた

からの情 報 提供 割 合は低 かった。供 給ステータス

（図 11）。

のうち、「 不 足 解 消 までの期 間 」 、「 状 況 変 化 」 へ
(8) システムに求める機能

のニーズが高 いものの、製 薬 企 業 、卸 からの情 報
提 供 割 合 は低 かった。「 市 場 シェア」 に対 するニ

公 的 な情 報 サイトが構 築 された場 合 のシステム

ーズはさほど高 くはないが、それでも、製 薬 企 業

機能では、概ねすべての項目で医 薬品卸 が必 要

の大半は提供していなかった。

とする回答が多かった。
モバイルアプリ、添 付 文 書 との連 携 、PMDA と

(6) 供 給 不 足 理 由 の情 報 として必 要 な項 目 と提

の連 携 、製 薬 企 業 以 外 からの入 力 機 能 、医 療 関

供できる項目

係 者 以 外 への閲 覧 制 限 は、医 薬 品 卸 を除 き、相

薬 剤 師 の供 給 不 足 理 由 の情 報 として必 要 とす

対的に低かった（図 12） 。

る項 目 と製 薬 企 業 、医 薬 品 卸 が提 供 できる項 目
について比 較 した。医 師 調 査 では、不 足 理 由 の

(9) 公的サイトの必要性、望ましい設置主体

詳 細 については調 査 していない。また、多 くの項

公 的 な情 報 サイトの必 要 性 は、医 師 の 74.7％ 、

目 について、薬 剤 師 が「 必 須 」 「 必 要 」 と回 答 した

薬剤師の 71.9％、医薬品卸の 69.4％が、それぞ

割 合 の合 計 が 100％ に近 かったため、ここでは、

れ必要とし、製薬企業は 60.1％と、やや低めであ

「必 須」の割 合と製薬 企 業、医 薬品 卸については、

った。

「 提 供 している」 割 合 を集 計 した（ 「 場 合 による」 が
除かれている）。

公 的 な情 報 サイトの設 置 主 体 は、製 薬 企 業
57.9％ 、医 薬 品 卸 55.6％ と、それぞれ過 半 数 が

製 造 、品 質 情 報 、企 業 都 合 に関 する項 目 では、
「 企 業 の商 業 的 理 由 （ 不 採 算 等 ） による中 止 」 に

厚 生 労 働 省 と回 答 していたが、医 師 の 58.2％ 、

ついてやや薬 剤 師 のニーズが高 い傾 向 であった

薬 剤 師 の 48.9％ が、PMDA が望 ましいとする意
見が最も多かった（図 13）。

が、企 業 からの情 報 提 供 割 合 は低 かった。また、
品質に関する情報については、JGA 加盟企業の

なお、医 療 機 器 調 査 に関 する調 査 では、医 療

提供可能の割合が少ない傾向であった。

機 関 （ 病 院 ） の医 療 関 係 者 の 66.8%が公 的 な情
報サイトを必 要としていたのに対し、企 業（ 医療 機

材 料 不 足 に関 する項 目 では、各 項 目 とも、病

器メーカー）関係者では、必要とするものは

院 薬 剤 師 の必 須 の割 合 が高 い傾 向 であった。い

23.1%にとどまっていた。また、設 置 主 体 について

ずれの項 目 も、製薬 企 業の提 供可 能の割 合 は 3

も、医療関係者の 68.8%が PMDA を選択したの

割程度であった（図 9） 。

に対 し、企 業 は 73.1％ が厚 生 労 働 省 と回 答 して
いた（図 14： 参考） 。

需 要 変 化 、 製 造 トラ ブ ル、 自 然 災 害 に 関 する
項 目 では、製 薬 企 業 の提 供 可 能 の割 合 は相 対
的 に高 い傾 向 であった。一 方 、流 通 トラブルにつ
いては、薬 剤 師 が必 須 とする割 合 に比 べ、医 薬
品卸の提供可能の割合は高かった（ 図 10） 。

D．考察
2022 年上半期の医療用医薬品の供給不足に

(7) 公的供給情報サイトに対する懸念点
代 替 薬 に需 要 が集 中 することでの代 替 薬 の供

ついてみると、薬 剤 師 については、ジェネリック医

給不足が、薬剤師、製薬企業、医薬品卸とも最も

薬 品 での供 給 不 足 件 数 が多 く、製 薬 企 業 では、

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