参考資料6 令和4年度厚生労働科学特別研究事業「医療用医薬品・医療機器等の供給情報を医療従 事者等へ適切に提供するための情報システムの構築に向けた研究」(研究代表者:坂巻弘之) (216 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35103.html |
出典情報 | 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議 供給情報ワーキンググループ(第1回 9/7)《厚生労働省》 |
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被保険者が自分の活動に対して集団的な補足
National des Caisses d’Assurance Maladie)は各制
的保険に加入していない場合、相互保険会社、摂
度の疾病金庫を束ねる機関であり、医薬品償還率
理機関、保険会社で補足的保険に加入することが
の決定を行うとともに、全国補完医療保険社会保護
できる。
団体連合会(UNOCAM:l’Union Nationale des
公的資金提供者 (州):第 3 層は、主に予防、医
Organismes d’Assurance Maladie Complémentaire)
学・薬学研究、医療従事者(医師、歯科医師、薬剤
と連携し、医療協約や医療保険支出全国目標
師、医療補助者)の育成、補完医療保険(CSS:
(ONDAM)をブレークダウンした医師・薬剤師組合
complémentaire santé solidaire)、軍病院への割り当
等との目標管理協約(COG:Convention d'Objectifs
て、救急医療、国家医療補助(AME:aux
de de Gestion)の締結を行っている 6)。
bénéficiaires de l'aide médicale)の受益者への給付
に関する支出。
国は、健康および医療社会的提供の資金調達と
組織化に直接介入するため、以下のような幅広い
世帯:費用の一部は要介護者の負担となる場合
7)
がある。外来診療(またはシティケア)は、市の外
責任を負っている。
・ 慢性疾患の予防、感染症や環境リスクとの闘
科、診療所、ヘルス センター、公立または私立病院
い、健康上の脅威からの保護など、国民の健
での外来診察、スパ トリ―トメント、および検査分析
康を維持・増進するために、公衆衛生、健康監
手順で行われるケアであり、主にプライマリケアと予
視、健康安全政策の運営と実施。
防が該当する 8)。
・ すべてのケアとサポート施設の監督、医療専
フランスの医療職の報酬は全国疾病保険金庫連
門家のトレーニング。
合(UNCAM:Union National des Caisses
・ 医療・福祉施設に対する財政支援、サービス
d’Assurance Maladie)と医療職の組合との間で結ば
料金の設定と医療費の管理、医療保険組織の
れる医療協約に基づいて算定される。医師は協約
監督。
料金に従い患者に請求するセクター1 と自由料金
(2) サービスカバー概要
医療費償還制度の資金調達は、強制制度と補足
を請求できるセクター2 が存在するが、セクター2 の
制度の 2 つの主要な段階に分けられる。
における診療報酬は 1 入院あたり包括評価方式が
請求額と協約料金の差額は自己負担となる。病院
強制基礎健康保険制度:メンバーシップと貢献
導入され、高額医薬品は別途出来高払いが適用さ
の義務によって特徴付けられるため、収入に基づく
れる。
貢献と、ニーズに応じて定義されたケアへのアクセ
スに基づく幅広い連帯に基づいている。主な社会
被保険者は、一般医・専門医、開業医・勤務医の
保障制度(一般制度と農業制度)は、全国疾病保険
区別なく、かかりつけ医を自由に選択することができ
金庫連合(UNCAM)内にまとめられている。
るが、登録したかかりつけ医以外の診察を直接受け
た場合には、通常 30%の自己負担率が 70%に増
補足的な制度(相互会社、保険会社、摂理機
加され、この差額は補完保険でも給付されない 1、9。
関):加入者の分野に限定された連帯感に基づいて
おり、加入する契約の種類によって定義される可変
入院の際には、公立病院、協定内の私立クリニッ
の補償を提供する。強制加入の基本制度でカバー
ク、協定外の私立クリニックを選択することができ、
されない医療費の一部(自己負担額、控除額、入院
協定外の私立クリニックを選んだ場合、支払うべき
一時金、眼鏡・装具・材料費など)をカバーすること
費用は従来より高くなる。
が可能。
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