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参考資料6 令和4年度厚生労働科学特別研究事業「医療用医薬品・医療機器等の供給情報を医療従 事者等へ適切に提供するための情報システムの構築に向けた研究」(研究代表者:坂巻弘之) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35103.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議 供給情報ワーキンググループ(第1回 9/7)《厚生労働省》
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処方の施設で、「1 週間(5 営業日) 以内」 の割合

った。

が相対的に高かった。
(3) 供給不足情報の問題点(比較表 3)
(8) 公的な供給情報サイトへの意見

医 師 については、医 薬 品 供 給 情 報 のニーズが

(医師結果表 8)

相 対 的 に高 いと考 えられた「 主 に院 内 処 方 」 の施

公 的 な供 給 情 報 サイトの必 要 性 については、

設 について、薬 剤 師 調 査 については、ジェネリッ

「必要」とする意見が 74.7%%であり、あまり必要

ク医 薬 品 とジェネリック医 薬 品 以 外 ( 特 許 中 およ

ない、不要を合わせると 25.3%であった。web サ

び長期収載品)を別に集計しており、これら 3 者

イトの望 ましい主 体 としては、PMDA は 58.2% と

を比 較 した。いずれの項 目 も医 師 は薬 剤 師 に比

最も多く、厚生労働省が 31.0%であった。

べ問 題を感 じている割 合はたかった。特 に違 いが
大きかった項 目は、「 ③代 替薬 ・ 代 替 治療 の情 報

なお、病 院 、診 療 所 別 では病 院 で、処 方 箋 発

がない・ 不 十 分 」 、「 ④供 給 不 足 の理 由 ・ 原 因 が

行別では院 内処 方の施 設で、公 的 サイトを「 必 要」

不明確」であった。

とする割 合 が高 かった。また、設 置 主 体 について、
病院は診療所に比べ PMDA とする割合がたかっ

(4) 供給情報として必要な項目( 比較表 4)

た。

医 師 は 院 外 処 方 、 院 内 処 方 別 、 薬 剤 師 は病
院、薬 局別 で示した。医 師調査は「 必須」「あった

Ⅲ. 医師、薬剤師調査の比較

方 が良 い」 「 不 要 」 の 3 段 階 評 価 の「 必 須 」 の割

比 較 可 能 な項 目 について、病 院 薬 剤 師 、薬 局

合、薬剤 師 調査は「 必 須」「必 要」「 どちらともいえ

薬 剤 師 、医 師 の比 較 を行 った。なお、薬 剤 師 調

ない」「不要」の 4 段階評価のうちの「必須+必要」

査 は全 国 、医 師 調 査 は神 奈 川 県 で実 施 したもの

の合 計 の割 合 を示 している。そのため、薬 剤 師 調

で、地 域 差 を考 慮 すべきであることと、各 調 査 に

査 の方 が高 めの回 答 となっているが、傾 向 として、

おいて、調 査 項 目 、選 択 肢 の構 造 に違 いがあり、

代替薬情 報 、供給解 消 までの予想 期間へのニー

参考にとどめるべきことを留意されたい。

ズは医師、薬剤師とも高かった。

(1) 供給不足状況(比較表 1)

(5) 公的サイトの必要性、設置主体( 比較表 5)

2022 年度上期(2022 年 4 月~2022 年 9 月)

医 師 、薬 剤 師 とも必 要 とする回 答 は、7 割を超

の供 給 不 足 についてみると、院 内 処 方 の医 療 機

えていた。また設 置 主 体 としては、PMDA が最 も

関 、薬 剤 師 とでほぼ同 様 であった。「 代 替 納 品

高く、医師では約 6 割、薬剤師では約 5 割であっ

( 同 一 成 分 で他 社 製 品 ) が納 品 された」 について

た。

は、ジェネリック医 薬 品 以 外 で供 給 不 足 が「 あっ
た」割合が低かった。

D.考察
医 師 調 査 、薬 剤 師 調 査 のいずれからも医 薬 品

(2) 情報入手手段(比較表 2)

供 給 不 足 が深 刻 であることが明 らかとなった。医

医 師 は 院 外 処 方 、 院 内 処 方 別 、 薬 剤 師 は病

師調査では、ジェネリック医薬品 かどうかについて

院 、薬 局 別 で示 した。いずれも情 報 源 として最 も

は調 べていないが、病 院 薬 剤 師 を対 象 とした薬

利 用 頻 度 が高 いものは「 卸 」 であり、傾 向 としては、
次 が「 メーカー」 であるが、薬 局 薬 剤 師 はメーカー

剤 師 調 査 でも、ジェネリック医 薬 品 の供 給 不 足 の
割合が高く、病院・診療 所でもジェネリック医薬品

の利 用 頻 度 は低 かった。ホームページ等 の利 用

の供給不足が多いと考えられる。

頻 度 は主 に院 内 処 方 の医 療 機 関 の医 師 で高 か

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