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社会保障 (30 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20241113zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/13)《財務省》
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薬価改定の経緯

薬価改定

○ 薬価改定は、基本的には、市場で決定される実勢価格に応じて既存医薬品の価格を引き下げる仕組みとなっているため、「改定率」
としては例年マイナスとなるが、薬剤使用量の増加や新規医薬品の保険収載により、医療保険財政で支えられている薬剤費総額自
体は一貫して拡大傾向にある。さらに、今後の高齢化の進展に伴い、更なる薬剤費の増加も見込まれる。
◆薬価改定

◆年齢階級別の1人当たり薬剤料[内服薬]
実際の取引での
値下げ

0歳~4歳

薬価
(来年度)

市場価格

◆薬剤費の動向(2010年比(%))
130.0

実際の薬剤費総額
(国民医療費ベース)の伸び
平均伸び率 +2.0%(注)

112.3 113.6

110.0

90.0

107.1 107.7
99.0
100.0 100.0

7.9兆円

98.9
94.0

80.0
70.0

121.3 117.0

107.9
101.5 103.7 107.1
94.0

91.5

2022年以降の薬剤費総額は推計値

C型肝炎治療薬による
一時的な伸び

120.0

100.0

120.1

116.6

(134.0 )

121.6 121.3 124.4

110.1 110.2 110.3

(126.0 )
121.87
118.35

名目GDPの伸び
平均伸び率+1.0%

91.5
86.4

既存薬価の改定率(薬剤費ベース)
平均下落率▲3.4%

79.9

78.0

40

13

15歳~19歳

12

20歳~24歳

10

25歳~29歳

12

30歳~34歳

15

35歳~39歳

17

45歳~49歳
55歳~59歳
60歳~64歳

80

21
26
32
38
46

56

70歳~74歳
74.6

68

75歳~79歳

71.5

100

(千円)
11

40歳~44歳

60

6

5歳~9歳

65歳~69歳

86.4

20

10歳~14歳

50歳~54歳

112.20
109.66
106.76

84

80歳~84歳

94

61.7

85歳~89歳

93

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024

90歳~94歳

60.0
50.0

0

(乖離率)

薬価
(今年度)

140.0

(2023年度)

薬価改定

66.7

薬剤費

薬価改定率

国内総生産

64.7

(注)既存薬価の改定率(薬剤費ベース)及び名目GDPの伸びについては、2010~2021年度の平均伸び率。
※1 厚生労働省「中央社会保険医療協議会薬価専門部会」(2024年8月7日)資料、内閣府「国民経済計算年次推計」を基に作成。
※2 2010年を100とした指数で、当該年度の変動率及び改定率を前年度の指数に乗じたもの。
※3 2022年度以降の薬剤費総額は、2021年度の国民医療費及び薬剤費をベースに「最近の医科医療費(電算処理分)の動向」及び「最近
の調剤医療費(電算処理分)の動向」の薬剤料に係る2022年4月~2024年3月の伸び率を用いて機械的に推計。
※4 名目GDPは2023年度は実績見込み、2024年度は見通し。

(年度)

83

95歳~99歳
100歳以上

74
62

(出所)厚生労働省「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」、総務省「人口推計」
を基に作成
※「薬剤料」とは、調剤報酬明細書の「処方」欄に記録された用量、「調剤数量」欄
に記録された調剤数量及び薬価から、個別の薬剤ごとに算出した金額をいう。

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