よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


社会保障 (90 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20241113zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/13)《財務省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

制度の持続可能性を確保していくための医療制度改革
質の高い医療の効率的な提供

保険給付範囲の在り方の見直し

高齢化・人口減少下での
負担の公平化

○ 公定価格の適正化
○ 費用対効果評価に基づく給付
○ 医師偏在対策
○ かかりつけ医機能が発揮される制度整備、
地域医療構想の推進等
○ 保険者機能の発揮
○ 国保組合に対する財政支援の在り方の見
直し
○ 職種別の給与を含めた医療機関の診療・
経営情報の更なる見える化
○ 医療DX

○ 薬剤の自己負担の引上げ
• OTC医薬品と同一の有効成分を含む医
療用医薬品の保険給付の在り方の見直し
• 薬剤費の一定額までの全額患者自己負担
• 医薬品の有用性に応じた保険給付率設定
○ 医療費単価が増加する一方、支え手となる
現役世代が減少するなかで、実効給付率に
着目した、支え手の負担軽減につながる仕
組みの導入
○ 患者負担等の見直し(入院時の食費の基
準の見直し、入院時の部屋代 等)

○ 年齢ではなく能力に応じた負担
• 金融所得・金融資産を勘案した公平な負担
• 後期高齢者医療制度における「現役並み
所得」の判定基準の見直し
○ 高齢者が益々活躍することのできる長寿
社会にふさわしい高齢者医療制度の在り
方の見直し
○ 後期高齢者医療制度における現役世代
からの支援金に係る負担増の更なる抑制
○ コロナ関連債務について、現在の世代で返
済を開始するために、医療サービスの受給
と紐づいた債務返済の仕組みの構築

医療費の構造
国民医療費=診療報酬総額
約49兆円(2024年度予算ベース)

税金 約18兆円
国 :約12兆円
地方 :約 6兆円

保険料負担
約25兆円

2022年10月~

医療費
高額療養費制度により自己負担は抑制され
大きなリスク(高額)ほど
保険給付のウエイトが大きくなる

高齢化・高度化等による増






医療費の窓口自己負担

現状の保険給付のイメージ

患者
負担等
約6兆円

2割
75歳
70歳

3割

1割
2割

保険給付

高齢化・高度化等により国民負担が増加
診療報酬を▲1%適正化した場合

3割

国民負担の軽減
約▲4,900億円の医療費の抑制

税金 約▲1,800億円
国 :約▲1,200億円
地方 :約▲600億円

(税金、保険料、患者負担)


医療機関の収入減

保険料負担
約▲2,500億円

患者
負担等
約▲600億円

自己負担
小さなリスク
大きなリスク
(低額)
(高額)
少額受診やOTC医薬品と同一の有効成分を含む
医薬品の投与であっても一律定率の保険給付

義務教育
就学

2割

89