社会保障 (88 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20241113zaiseia.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/13)《財務省》 |
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○ 高齢化や医療の高度化により医療費が増加しているが、高額療養費制度により患者負担が抑えられてきたことなどにより、患者の実
効負担率が低下している。
(参考)全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)(2023年12月22日閣議決定)
・「新経済・財政再生計画 改革工程表2022」において「世代間・世代内での負担の公平を図り、負担能力に応じた負担を求める観点からの検討」を行う事項
として位置付けられている高額療養費制度の在り方について、賃金等の動向との整合性等の観点から、必要な見直しの検討を行う。
◆ 実効負担率と1人当たり給付費・患者負担の推移
◆高額療養費の推移
支給総額
(兆円)
支給件数
(万件)
3.00
2.49
2.50
2.00
1.98 2.05
2.16 2.22
2.56 2.58 2.61
2.29
6,056
5,635
6,124
6,183
2.70 2.71
2.85 7,000
1人当たり患者負担(万円)
1人当たり給付費(万円)
実効負担率
17%
16.24%
15.97%
6,090
5,965
5,406
1.50
(万円)
40
5,980
6,500
6,198
30
16%
15.63% 15.61%
15.46%
15.16%
6,000
20
15.04% 15.01% 15.04%
14.80%
5,500
15%
14.47%
14.54%
5,166
1.00
4,733
5,000
10
14%
4,518
0.50
4,500
0.00
4,000
(出所)厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」(年次報告)を基に作成。
4.5 4.5 4.5 4.6 4.7 4.7 4.7 4.8 4.8 4.9 4.6 4.9
0
13%
(出所)厚生労働省「医療保険に関する基礎資料」(年次報告)を基に作成。
【改革の方向性】(案)
○ 高額療養費制度については、世代間・世代内での負担の公平化を図り、負担能力に応じた負担を求めることを通じ、現役世代
をはじめとする被保険者の保険料負担の軽減を図る観点から、物価・賃金の上昇など経済環境の変化も踏まえ、必要な見直し
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を検討すべき。