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社会保障 (47 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20241113zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/13)《財務省》
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保険給付範囲の見直しの考え方

給付範囲の在り方

○ 我が国の外来薬剤費や国民1人当たり外来受診回数は諸外国と比べて高い水準にあり、セルフケア(自分の身体は自分のために自分で守る)、
セルフメディケーション(軽微な身体的不調は自分自身で対応する)を推進する余地があると考えられる。
○ 医療技術の進歩に伴い高額な医薬品の収載が増加傾向にあり、今後も、保険財政への影響が大きい医薬品が出てくることも想定される。
○ こうした状況を踏まえ、イノベーションの推進や質の高い医薬品へのアクセスの確保、国民皆保険の持続性確保を両立する観点から、費用対効果
評価の対象範囲の拡充に加えて、自助・公助の適切な組み合わせの観点から、保険給付範囲の在り方を検討する必要がある。
◆高額薬剤の例

◆外来薬剤費(対GDP比)の国際比較(2021年)

(単価が高額な品目)
(%)
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0

品目例



















































































































































ゾルゲンスマ点滴静注

脊髄性筋萎縮症

ルクスターナ注0.5mL

ピーク時市場規模
(収載時予測)

約1億6,700万円

42億円

遺伝性網膜ジストロフィー

約5,000万円

5億円

キムリア点滴静注

急性リンパ芽球性白血病 等

約3,300万円

72億円

イエスカルタ点滴静注

びまん性大細胞型B細胞リンパ腫 等

約3,400万円

79億円

(複数回投与が必要など収載時用法等により、通算では患者一人当たりの影響が大きくなりうる品目)

◆1人当たり外来受診回数の国際比較(2021年)
16
14
12
10
8
6
4
2
0

薬価
(収載時)

効能・効果

(回)

品目例

効能・効果

薬価
(収載時)

患者当たり最大金額
(収載時)

ピーク時市場規模
(収載時予測)

オプジーボ点滴静注

悪性黒色腫 等

約70万円

約1,000万円

31億円

キイトルーダ点滴静注

悪性黒色腫 等

約40万円

約600万円

544億円

◆健保組合における1,000万円以上高額レセプトの件数の推移
(件数)

2000
1500
1000
韓 日 ハ
国 本 ン




イ ド オ ト チ イ ベ リ
タ イ ラ ル ェ ス ル ト
リ ツ ン コ コ ラ ギ ア


エ ー ニ

















ス カ フ ル ス デ
ロ ナ ラ ク ペ ン
ベ ダ ン セ イ マ

ス ン ン ー
























(出所)OECD Data Explore “Health expenditure and financing”
(2024年10月22日時点)













ギ チ ス コ メ
リ リ ウ ス キ

ェ タ シ

ー リ コ
デ カ


500

2156

1,000万円以上

1792
1517
1365

1,500万円以上
2,000万円以上
3,000万円以上
254
134 155 174 179

336 300 361

484 532

728

851

0
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023

(出所) 健康保険組合連合会「高額レセプト上位の概要」

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