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社会保障 (45 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/20241113zaiseia.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(11/13)《財務省》
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リフィル処方の推進に向けた取組

患者本位の治療

○ リフィル処方は、患者の通院負担の軽減や利便性の向上、医療機関の効率的な経営、医療費の適正化の「三方良し」となりうるもの。

○ しかしながら、国民の認知率の低さ等を背景にして、リフィル処方の利用率は極めて低調であり、リフィル処方箋の実績は0.05%にとど
まっている。今後、国民各層への周知徹底と医療関係者への一層の普及により、「リフィルが当たり前」の世の中になることが期待される。
(参考1)経済財政運営と改革の基本方針2024(骨太方針2024)(令和6年6月21日閣議決定)(抄)
リフィル処方について、活用推進に向けて、阻害要因を精査し、保険者からの個別周知等による認知度向上を始め機運醸成に取り組む。
(参考2)令和6年6月18日 デジタル行財政改革会議 岸田内閣総理大臣(当時)発言(抄)
3本柱で、デジタルによる社会変革を進めてまいります。(中略)第3に、デジタルを活用しつつEBPM(証拠に基づく政策立案)を強力に推進
します。5,434の全行政事業について、行政事業レビューシートシステムによる見える化を充実・強化するとともに、リフィル処方、電子処方箋を含め、
重点DXプロジェクトのKPI(重要業績評価指標)の設定と進捗モニタリング・改善に取り組んでください。

◆ リフィル処方箋の概要
症状が安定している患者に対して、医師の処方により医師及び薬剤師の
適切な連携の下で、一定期間内に、最大3回まで反復利用できる処方せん
による処方(令和4年度診療報酬改定で新設)

◆第四期医療費適正化基本方針(抄)(2024年11月1日)
第4 医療費適正化に関するその他の事項
二 国の取組
2 医療の効率的な提供の推進に係る施策
リフィル処方箋については、(中略)今後、具体的な指標の設定を検討
し、必要な対応を速やかに行う。

◆ リフィル処方箋の実績
リフィル処方箋
(割合)
全処方箋
リフィル処方箋
診療所 (割合)
全処方箋
リフィル処方箋
合計 (割合)
全処方箋

病院

令和4年5月
6,267
(0.05%)
13,579,110
14,750
(0.03%)
46,171,939
21,025
(0.04%)
59,798,382

令和4年11月
14,436
(0.10%)
14,822,495
16,133
(0.03%)
50,746,364
30,569
(0.05%)
65,538,290

令和5年3月
17,060
(0.11%)
15,976,167
18,854
(0.03%)
57,243,117
35,914
(0.05%)
73,183,370

◆ 病院・診療所別の処方箋料(リフィル)の算定医療機関数
令和4年5月

令和4年11月

令和5年3月

病院

910

937

981

診療所

2,368

2,463

2,583

(出所)中央社会保険医療協議会 総会(令和5年11月10日)資料

【改革の方向性】(案)
○ 医療上の問題がないという医師の判断や、リフィル期間中の薬剤師による適切なフォローが大前提であるが、今後、政府を挙げて、
リフィル処方を短期的に強力に推進していく観点から、早急に的確なKPIを設定するとともに、更なる利用促進のため必要な政
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策対応を検討すべき。