規制改革推進に関する答申(令和5年6月1日) (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_index.html |
出典情報 | 規制改革推進に関する答申(6/1)《内閣府》 |
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わしい規制となるよう、操縦者が乗り組まないことを前提とした基準の内容に
ついて検討を進めているところ、さらに、機体性能と運用条件を考慮したリス
クベースでの耐空性基準の設定を含む、運用の柔軟化等の必要な対応を速やか
に検討し、結論を得る。
b
国土交通省は、無操縦者航空機の社会実装を目指す事業者の予見可能性を高
め、事業者の技術開発・新サービス展開といったイノベーションの促進に資す
るよう、航空法第 11 条第1項ただし書の試験飛行における関係者間の調整の
在り方に関する事例や、無操縦者航空機の迅速・円滑な認証取得等に役立つ事
例の紹介等について検討し、事業者に対してプッシュ型の周知を行う。
c
国土交通省は、新たな空のモビリティの社会実装を世界に先立ちリードして
いく観点から、空の移動革命に向けた官民協議会において、事業者や自治体等
の関係者の意見も聴きながら、無操縦者航空機の活用に向け、安全性確保を前
提としつつ、耐空性基準の考え方、審査の迅速化・費用削減に資する設計の効
率化、将来的なマルチユース化に当たっての考慮事項等、イノベーションの促
進に資する無操縦者航空機に関する環境整備について、速やかに検討する。同
時に、今後の革新的技術による様々な特性・性能を持つ新たな空のモビリティ
サービスの速やかな社会実装を実現するために、今後の機体開発の動向も踏ま
えながら、制度全体の在り方を見据えつつ、ロードマップの見直しを行い、航
空機の規制がリスクに照らして合理的なものとなるよう、速やかに環境整備を
行っていく。
イ 建設DX新市場創出に向けた建設用3Dプリンターの社会実装に資する環境整備
【a:措置済み、b:令和5年度検討・措置、
c:検討会については令和5年度上期設置、
①・②・③・⑥:令和5年度措置、
④・⑤:令和5年度結論、結論を得次第速やかに措置】
<基本的考え方>
建設業は、人々の生活や社会の基盤となる重要な産業の一つである。しかし、
現場を支える技能者の恒常的な不足や高齢化、二酸化炭素削減の取組への対応等、
様々な課題を抱えている。こうした課題の解決に資するとともに、イノベーショ
ンをもたらす革新的な技術として期待が高まっているのが、建設の世界にデジタ
ル技術を活用する「建設DX」の一つ、建設用3Dプリンターである。
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