規制改革推進に関する答申(令和5年6月1日) (28 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_index.html |
出典情報 | 規制改革推進に関する答申(6/1)《内閣府》 |
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デジタル庁及び総務省は、マイナンバーカードへの旧姓併記等について、公
的証明書としての活用を促進するために、券面印字の視認性の向上を含め、使
いやすさを向上させる改善策について、当事者の意見を聞きつつ、検討を行う。
(5) 自動車整備士人材の多様化に向けた改革
【a,c(前段):令和5年度検討開始、結論を得次第速やかに措置、
b:令和5年度検討開始、c(後段):令和5年度以降検討開始】
<基本的考え方>
国内の自動車保有台数は増加トレンドにある中で、自動車安全を守る自動車整
備士人口は減少トレンドにある。自動車整備要員の有効求人倍率が4倍を超える
等、現場での人手不足が深刻となる中で、自動車整備士資格を取得できる自動車
整備士養成施設の入学者数は低い水準にある。従来、国土交通省では、新規高卒
者の自動車整備士養成施設入学数増加等の人材確保に向けた取組を行ってきた
が、更なる人材確保を進めるため、転職需要の取込み等による入職者の多様化を
推し進めていく必要がある。また、デジタルコンテンツ等の新技術を活用し、学
習効果の更なる向上を進める必要がある。
以上の基本的考え方に基づき、以下の措置を講ずるべきである。
<実施事項>
a
国土交通省は、自動車整備士養成施設における学科教育について、多様な人
材が学びやすい環境の整備、更にはデジタルコンテンツ等新技術の活用を進め
る観点から、自動車整備士養成施設以外の場所から受講することができるオン
ライン授業ができるよう、制度の見直しを検討し、結論を得次第速やかに措置
する。
b
国土交通省は、大学卒業者の自動車整備士資格取得を後押しするため、一級
自動車整備士養成課程入学に相応する一定の条件を満たした大学卒業者に自
動車整備士養成施設の一級自動車整備士養成課程への入学を認めることにつ
いて、自動車整備士養成施設や事業者等の関係者の意見を聴取した上で、必要
な条件の在り方も含め検討を開始する。
c
国土交通省は、自動車整備士について、多様な人材の更なる確保を進めるた
めに必要な就労環境の改善を図る観点から、全認証事業場数の約8割を占める
従業員 10 人以下の事業場を含め、自動車整備事業場の生産性を向上させ、収
益力の向上や賃上げに結び付くような施策について自動車整備の高度化に対
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