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提案書15(2801頁~2999頁) (102 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

72

見直し後の症例数(人)

108

見直し前の回数(回)

72

見直し後の回数(回)

108

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

2021年6月社会医療診療行為別統計調査によると保険請求された広範囲顎骨支持型補綴は、ブリッジ形態のものが5人8回、床義歯形態のものが1人
1回となっていることから、1年間ではそれぞれ60人96回、12人12回で、計72人、108回と推定される。

・日本顎顔面インプラント学会誌等において、M025-2広範囲顎骨支持型補綴症例が多く報告されている。申請技術の難易度は、現行のM025-2広範
囲顎骨支持型補綴の適応症と同様と考える。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)

歯科又は歯科口腔外科を標榜。件数にこだわらないが、広範囲顎骨支持型装置埋入術の施設基準に準じること。すなわち、当該診療科に係わる5
年以上の経験および当該療養に係わる3年以上の経験を有する常勤の歯科医師が2名以上配置されていること。病院であること。当直体制が整備さ
れていること。医療機器保守管理及び医薬品に係る安全確保のための体制が整備されていること。

人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)

当該診療科に係わる5年以上の経験および当該療養に係わる3年以上の常勤歯科医師が2名以上を配置する。

その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)

特記事項なし

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

手術を伴わないため、副作用リスクは極めて低い。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし

⑧点数等見直し
の場合

見直し前
見直し後
その根拠

1 ブリッジ形態のもの(3分の1顎につき)20,000点
1 ブリッジ形態のもの(3分の1顎につき)40,000点
現在の点数では赤字の場合も生じている、

区分
⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

2 床義歯形態のもの(1顎につき)15,000点
2 床義歯形態のもの(1顎につき)30,000点
特になし

その他(右欄に記載。)

番号
技術名
具体的な内容
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

210,000

その根拠

ブリッジ400千円×96回と床義歯300千円×12回の合計42,000千円と既収載額200千円×96回+150千円×12回=21,000千円との差額

備考

使用材料に係る償還価格は別途

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

なし

⑫その他

特記事項なし

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

なし

⑭参考文献1

⑭参考文献2

1)名称

保険導入された「広範囲顎骨支持型埋入手術」、「広範囲顎骨支持型補綴」に関する全国アンケート集計

2)著者

莇生田整治、河奈裕正、川本義明、外木守雄、朝波惣一郎(日本顎顔面インプラント学会社会保険委員会、調査部会)

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本顎顔面インプラント学会誌、2016、3、15(4)、261-269ページ

4)概要

本調査は2012年から3年間の結果をまとめたものであるが、本提案書の人件費、技工費の高騰のみならず、広範囲顎骨支持型補綴の保険収載当初
の点数設定の低さが回答施設81施設中20施設から保険診療の課題として報告されており、その回答数は集計の中で最も多かった。

1)名称

口腔インプラント治療指針2020

2)著者

公益社団法人

3)雑誌名、年、月、号、ページ

口腔インプラント治療指針2020、2020、6、記載なし、72-75ページ

4)概要

使用する材料は、補綴する部位、咬合状態、クリアランス、ブラキシズムの有無、患者の審美的要求、プラークコントロールの状態などを勘案
し、各材料の機械的性質、審美性などを考慮し選択するとしている。また、補綴におけるCAD/CAM技術の有効性が示されている。

日本口腔インプラント学会

2902