提案書15(2801頁~2999頁) (121 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
407101
上顎骨形成術ならびに下顎骨形成術におけるCAD/CAMサージカルガイドプレート
特定非営利活動法人日本顎変形症学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
37歯科・歯科口腔外科
38その他(診療科名を右の空欄に記載する。)
矯正歯科
関連する診療科(2つまで)
33形成外科
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
提案当時の医療技術名
場合、右欄も記
載する
有
令和4年度
上顎骨形成術ならびに下顎骨形成術におけるCAD/CAMスプリント
追加のエビデンスの有無
有
提案される医療技術の概要
(200字以内)
顎変形症に対する上顎骨形成術ならびに下顎骨形成術に際し、術前に撮影したCT画像データならびに歯列形態の三次元デー
タを三次元シミュレーションを行うための解析ソフトに入力し、手術時の顎骨の移動量ならびに移動方向を入力し、顎骨の
形態変化を解析して移動骨片の位置を三次元的に決定したのち、コンピュータ上で術中に顎位の位置決めに用いるサージカ
ルガイドプレートを設計し、CAD/CAMの手法を用いて作製する。
文字数: 198
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
顎変形症
近年、当該手術に対してコンピュータ上で精度の高い三次元シミュレーションを行うことが可能となった。さらにそのシ
ミュレーション結果を基に3Dプリンターやミリングマシン等を用いたCAD/CAMの手法によって精度の高い位置決め用サージ
カルガイドプレートを作製することが可能となった。しかし、作製に要するコストからCAD/CAMサージカルガイドプレート
として新たに保険点数を設定していただきたい。
文字数: 193
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
上顎骨形成術ならびに下顎骨形成術を施行する顎変形症患者を対象とする
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
上顎骨形成術ならびに下顎骨形成術に際し、術前に撮影したCT画像データならびに歯列形態の三次元データを三次元シミュ
レーションを行うための解析ソフトュータ上で術中に顎位の位置決めに用いるサージカルガイドプレートを設計し、3Dプ
リンターやミリングマシンによるCAD/CAMの手法を用いてプレートを作製し、手術時に使用する。2装置目は減額する。
区分
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
I
番号
医療技術名
17
口腔内装置1
既存の治療法・検査法等の内容
従来のダブルスプリント法による上顎骨形成術ならびに下顎骨形成術時のサージカルガイドプレートは、印象採得によって
作成した患者の歯列模型をフェースボートランスファーによって咬合器に装着し、モデルサージェリーによって上顎歯列を
上顎骨を移動させた位置に移動させ、下顎骨の位置を基準としたサージカルガイドプレートを即時重合レジン等を用いて作
製する。さらに下顎骨を移動させた位置で上下顎が良好に咬合する位置での2個目のサージカルガイドプレートを作製す
る。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
2018年度の(一社)日本歯科医学会連合医療問題関連事業「新しい医療機器および技術の導入に関する資料収集および調査
研究」として、日本顎変形症学会から応募した課題「顎矯正手術における3D-CTデータを用いた三次元シミュレーションな
らびにCAD/CAMスプリントの有用性に関する調査研究」が採択され、その成果論文(参考文献1)においてフェースボート
ランスファーと咬合器を用いる従来法に比べてCAD/CAMサージカルガイドプレートはすべての点で高い精度で顎骨の位置決
めができることを報告した。
2b
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
従来のダブルスプリント法では、頭部X線規格写真を用いた2次元的な手術のシミュレーションやCTデータを用いた三次元手
術シミュレーションの結果を参考として歯列模型を用いたモデルサージェリーを行うが、歯列移動に伴う顎骨の位置変化は
直接的には参照できない。また、フェースボートランスファーなど作業上で誤差が生じる。一方、三次元手術シミュレー
ションの結果を用いてCAD/CAMの手法で直接作製する本サージカルガイドプレートは、顎位を正確に再現することが可能
で、手術の精度が大幅に高くなる。よって、患者の満足度の向上にも寄与できる。
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
る。)
2022年に日本顎変形症学会が発刊した「顎変形症治療の基礎知
識」(参考文献2)において、CAD/CAMスプリント(サージカルガ
イドプレート)の有用性が記載されている。
1,000人
1,000回
年間手術件数4,000件(日本口腔外科学会 2017年口腔外科疾患調査報告
3639件)のうち、実施件数推定値を4分の1数の算定と仮定した。
2921
Le Fort I骨切り術2192件、下顎枝矢状分割術