提案書15(2801頁~2999頁) (57 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
顎関節腔内への穿刺に習熟した歯科医師が望ましいと考えられる。(外保連試案技術度C)。また一般開業施設でも可能で
ある。
一般歯科診療所で可能
パンピングマニピュレーションの術式に習熟した歯科医師が望ましい。
処置後の開口制限時の指導、開口訓練等も管理できる。
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
関節腔外への洗浄液の漏出などによる組織間隙の浮腫、腫脹が原因で顔面神経麻痺が起こる可能性がある。しかしながらこ
れは一過性で頻度も非常に低い。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
問題なし
J
妥当と思われる診療報酬の区分
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
点数(1点10円)
1100
その根拠
既存の算定;K446 ロ)顎関節授動術パンピング療法990点と同等の技術であり、自己血採種および注入(関節腔内注射:
G007; 80点)等の追加処置が必要なことから1,100点とした。
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
予想影響額
J
番号
技術名
J077
顎関節脱臼非観血的整復術
具体的な内容
件数の減少はあるかもしれないが、必要な項目であり減点や削除はない。
プラスマイナス
予想影響額(円)
44,064,700
減(-)
その根拠
令和3年 社会医療診療行為別統計において後期高齢者の顎関節脱臼非観血的整復術の年間件数は761×12=9,132件、その
内、習慣性脱臼は半数の4,566件と考えられる。また顎関節脱臼非観血的整復術の実施回数は1420×12=17,040 点数は
582200×12=6,986,400点、 6,986,4000円である。再発は多いが観血処置が難しいことを考えると、その半数である2,283件
に処置を行えれば、顎関節脱臼非観血的整復術の実施回数は1/3程度(5,680)23,288,000円に軽減できるのではないかと考
える。自己血注射療法を行うことにより2,283×1,100=2,511,300円費用が掛かるが、顎関節脱臼非観血的整復術による費用
が年間6,986,4000円ー23,288,000円=46,576,000円の減少するため、トータルでは46,576,000円ー2,511,300円=
44,064,700円となり、44,064,700円の減少が見込める。
備考
特に無し
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機
器又は体外診断薬
2.なし(別紙記載は不要)
(主なものを記載する)
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
2)調べたが収載を確認できない
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
特に無し
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
なし
1)名称
Treatment of chronic recurrent dislocation of the temporomandibular joint with injection of autologous blood
alone, intermaxillary fixation alone, or both together: a prospective, randomised, controlled clinical trial.
2)著者
Ayman F. Hegab
3)雑誌名、年、月、号、ページ
Br J Oral Maxillofac Surg. 2013 Dec;51(8):813-7.
4)概要
48名(男性11名,女性37名)の慢性習慣性顎関節脱臼患者に対してランダム化比較を行った.患者を3群に分け(1.自己血を
上関節腔と関節包周囲に注入群,2.4週間の顎間固定群,3.自己血注入および4週間の顎間固定の併用群)その後の経過を比較
した.再発は自己血のみの群が最も多かった(3回行った後は再発しなかった)が、併用群では再発例は無かった。自己血注
入治療は非常簡便な治療法で、数回行えば脱臼の再発は無かった。しかしながら、脱臼予防に最も良い治療法は自己血注入
と顎間固定の併用である。(P814の結果1行目からP81611行目)
⑯参考文献1
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