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提案書15(2801頁~2999頁) (196 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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【見直し前の症例数および回数】○年間対象患者数:「瘡性潰瘍(Dul)、口内炎(Stom)等の患者数」及び「口唇,口腔及び咽頭の悪性新生物<腫
瘍>の総患者数」
・参考資料:患者調査 / 平成29年患者調査 上巻(全国) 第52表(歯科診療所の推計患者数,診療費等負担区分 × 性・歯科分類別)及び第62
表(総患者数,性・年齢階級 × 傷病小分類別)
○国内年間実施回数:「口内炎患者数+(口腔癌患者数×年13回)」
【見直し後の症例数および回数】
④普及性の変化
※下記のように推定した根拠

年間対象者数の
変化

年間実施回数の
変化等

見直し前の症例数(人)

62,140人

見直し後の症例数(人)

2,082人、口腔病理診断施設での運用をもとにした

見直し前の回数(回)

578,140回

見直し後の回数(回)

2,082人、口腔病理診断施設での運用をもとにした

⑤医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)

・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)

この検査を行う上で特別な訓練や技能、経験は必要としないが、使用する機器や撮像までの流れになれることは必要である。
また、口腔粘膜蛍光観察検査の指針は、日本口腔外科学会からポジションペーパーとして「口腔粘膜の蛍光観察検査に関する基本的な考え方」が
通知されている。

施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体 厚労大臣が定める口腔病理診断料を算定できる保険医療機関とする。
制等)
人的配置の要件
常勤または非常勤の医師、または歯科医師が配置されていること。看護師、歯科衛生士が配置されていること。施術者は所定の講習会等を受講し
(医師、看護師等の職種や人数、専門 修了証を有していることが望ましい。
性や経験年数等)
その他
口腔癌診療ガイドライン(2019年版/日本口腔腫瘍学会・日本口腔外科学会)、「口腔粘膜の蛍光観察検査に関する基本的な考え方」(ポジショ
(遵守すべきガイドライン等その他の ンペーパー)2020年3月30日、日本口腔外科学会、が通知され、口腔粘膜蛍光観察検査に関する指針が示されている。
要件)

⑥安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度

検査される患者に侵襲性はなく安全性に全く問題はない。副作用の報告等はない。

⑦倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)

問題なし。

⑧点数等見直し
の場合

⑨関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(当該医療
技術を含む)

見直し前
見直し後
その根拠

なし
200
J200-4-4

口腔粘膜蛍光観察評価加算と同様

区分

特になし。

その他(右欄に記載。)

番号
技術名

特になし。
特になし。

具体的な内容

特になし。
増(+)

プラスマイナス
⑩予想影響額

予想影響額(円)

4,164,000円

その根拠

(診療報酬200点、初診時に全例実施したと仮定した回数2082回)口腔科学会の2014年の本邦158施設の口腔癌の報告件数は2,082例より算定

備考

⑪算定要件の見直し等によって、新たに使用される医薬
品、医療機器又は体外診断薬

イルミスキャンII

⑫その他

添付文書を提出する。

⑬当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等

日本口腔科学会、日本口腔腫瘍学会

1)名称

Fluorescence
Management

Instrumentation

For

The

Direct

Visualization

Of

OralMusos / The Inside Summit on Oral Cancer Discovery And

2)著者

Pierre

3)雑誌名、年、月、号、ページ

A Supplement to Inside Dentistry AGES Academic SERIES,

4)概要

健常な口腔粘膜は、青色光を照射すると生体の自家蛍光反応として緑色蛍光を発生する。青色光は蛍光を励起することから青色励起光と呼ぶ。緑
色蛍光の発生原は粘膜中の代謝に関わる補酵素であるFADと、間質に存在するコラーゲンクロスリンクである。これらは、癌・前癌病変で減少
し、蛍光の減少(蛍光ロス)を来たす。また、血液は青色励起光を吸収する。炎症、癌、前癌病変では血液が亢進する事から青色励起光が減少
し、結果的に蛍光ロスを来たす。また癌では粘膜が肥厚する事から蛍光発生部位までの距離が遠くなり、結果的に蛍光ロスを来たす。これらのメ
カニズムから、炎症や癌、前癌病変では蛍光ロスを生じる。(P16-P18)

1)名称

解析ソフトを用いた光学機器による口腔粘膜蛍光観察

2)著者

菅原圭亮、太尾英子、別所央城、関根理子、大野啓介、片倉朗、柴原孝彦

3)雑誌名、年、月、号、ページ

日本口腔診断学会雑誌

4)概要

健常な口腔粘膜10例では緑色蛍光の強度指標であるG値を測定したところ、左右の舌縁についてG値のばらつきが認められなかった。一方、上皮異
形成・口腔扁平上皮癌全20症例では、白斑型の4症例以外では全て蛍光ロス(同一患者の健常部との比率における蛍光ロス)を認める。また、蛍
光ロスを認めた部位を含めて切除範囲を決定し、切除した結果、同部位に上皮異形成が認められた。

Lane
Volume 3- Supplement 2 (2007), P15-P18

⑭参考文献1

⑭参考文献2

2017年、6月、第30巻第2号、P168-P175

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