提案書15(2801頁~2999頁) (182 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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超音波切削機器加算
対象となる患者:上顎骨悪性腫瘍・下顎骨悪性腫瘍
超音波骨切削機器は超音波振動による骨切削が可能で,ドリルシステムよりも切削
効率がやや劣るものの、周囲軟部組織の巻き込みの危険がないという大きなメリット
があります。それに伴い、術中出血量も減少します。
ドリルシステムと超音波切削機器の比較
ドリルシステム
超音波切削機器
切削方法
物理的な切削
超音波振動による切削
動作方式
ドリル:回転運動 ソー:往復運動
非回転の振動
単回使用
複数回使用/単回使用
切削効率
良い
やや劣る
注意点
切削する骨周囲軟組織の
巻き込みや損傷
チップの発熱による周囲組織の
熱傷
使用可能回数
上顎骨悪性腫瘍切除後
(ドリルシステム)
出血量多
上顎骨悪性腫瘍切除後
(超音波切削機器)
出血量減少
右図:顎骨切り術中出血量の比較
対象:2015年4月〜2019年3月の間
に顎骨切り術を施行した患者117名
結果:ドリルシステムに比べ超音波
切削機器の使用で出血量が有意に
減少した。
A comparison and evaluation of the use of ultrasonic cutting
devices with conventional powered instruments in orthognathic
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surgery. Kato Y, et al. Advances in Oral and Maxillofacial Surgery 2 (2021) 100081