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提案書15(2801頁~2999頁) (141 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
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「画像支援下(ナビゲーションによる)上顎骨形成
術ならびに下顎骨形成術」について
【技術の概要】
・顎変形症に対する顎矯正手術に
おいて、ナビゲーションによる画像
支援下に顎骨の骨切りや移動骨片
の位置決めを行う。
【対象疾患】
●顎変形症
平成 2 年 4 月より指定医療機関
において顎変形症患者に対する外
科的矯正治療に対し健康保険が適
用された。平成29年社会医療診療
行為別調査によると、年間対象患
者は4000人程度と考えられ、患者
数は近年増加傾向にある。

【既存の治療法との比較】
・顎矯正手術(上顎骨形成術、下顎
骨形成術)では、術前計画に基づい
た正確な骨切りと骨片の移動を行う
ことが重要である。海外の研究にお
いて、ナビゲーションによる画像支
援下顎矯正手術では、術後の移動
骨片と術前計画との誤差が2mm以
下であったことが報告されている。
・顎矯正手術では、下行口蓋動脈や
翼突静脈叢など、視野の確保が困
難な部位に重要血管・神経が存在
する。ナビゲーションによりこれらの
解剖学的構造をリアルタイムで3次
元的に把握しながら手術操作が可
能であり、手術侵襲は低減する。

【診療報酬上の取扱】
・J200-5 画像等手術支援加算
2000点
(画像等手術支援加算 が適応され
る手術に、J069上顎骨形成術や
2941
J075下顎骨形成術を追加する)