提案書15(2801頁~2999頁) (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
・施設基準
(技術の専門性
等を踏まえ、必
要と考えられる
要件を、項目毎
に記載するこ
と)
超音波ガイドによる末梢神経ブロックは、既に2005年には麻酔科で行われており、現在では、末梢神経ブロックを行うとき
に必須の技術である。局所麻酔の薬剤量を減量することができ、ブロックで鎮痛を行い、軽度の鎮静や少量のオピオイドで
鎮痛補助を行うMACによる管理も行われている。超音波ガイドの注射手技の研修会は超音波機器製造メーカーと共催で各地
で行われており、超音波ガイドの技術は普及している。
施設の要件
(標榜科、手術件数、検査や手術の体
制等)
整形外科、皮膚科、外科等で、手術を行う施設を有する医療機関。局所麻酔の急性中毒に対応できる設備を有する。
人的配置の要件
(医師、看護師等の職種や人数、専門
性や経験年数等)
医師1名(下肢の神経走行等を把握し、超音波検査機器の操作に習熟していること)、看護師1名
その他
(遵守すべきガイドライン等その他の
要件)
ペインクリニック治療指針
改定第6版
⑧安全性
・副作用等のリスクの内容と頻度
超音波ガイドによる神経周囲への注射は、超音波ガイド無しに比べて神経を損傷する可能性が低くなり、また使用する局所
麻酔の薬剤量も少なくなり、安全性が向上する。
⑨倫理性・社会的妥当性
(問題点があれば必ず記載)
実施に伴い倫理性・社会性に問題はない。むしろ、安全性向上の観点から積極的に行われるべきである。
全身麻酔の代替手段としての、経済的優位性、身体的な侵襲軽減が期待される。
L
妥当と思われる診療報酬の区分
点数(1点10円)
⑩希望する診療
報酬上の取扱い
その根拠
2,600
(ここから)外保連試案データ--------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等):26,073円
外保連試案2022掲載ページ:未定
外保連試案ID(連番):31045
技術度:C 医師(術者含む):1 看護師:1 その他:0 所要時間(分):60
------------------------------------------------------------------(ここまで)
別途請求が認められていない必要材料と価格(市価中央値):
超音波用ゲル10円
ディスポーザブル滅菌済み神経ブロック針(超音波専用針)1,000円
超音波診断装置(1回あたり償却)500円
エコープローブカバー 1,000円
区分
関連して減点
や削除が可能と
考えられる医療
技術(③対象疾
患に対して現在
行われている医
療技術を含む)
L004、L008
脊椎麻酔、マスクまたは気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔(麻酔が困難な患者)
具体的な内容
脊椎麻酔が困難な抗凝固療法中の患者にはマスクまたは気管内挿管により手術が行われるが、伝達麻酔は麻酔後の循環の変
動がほとんど無く低心機能患者の手術に適している。また、下肢の切断術も心機能障害の合併や抗凝固療法中である患者が
多く末梢神経ブロックの適応である。その為、現在行われている脊椎麻酔及び全身麻酔が、伝達麻酔:超音波ガイド下大
腿・膝窩麻酔に変更できる。
プラスマイナス
予想影響額(円)
予想影響額
L
番号
技術名
その根拠
減(-)
8,965,504,200
下肢の手術は令和3年6月の診療行為別統計より、月間9,077件、年間108,924件と推計される。6月の脊椎麻酔及び全身麻酔
の麻酔困難及びそれ以外の合計点数の年間推計額は9,248,706,600点である。このうち10%が超音波ガイド下伝達麻酔:大
腿・膝窩麻酔に変更可能とすると924,870,660点が減少する。下肢の手術の10%が2,600点を算定すると28,320,240点の増点
となり、その差896,550,420点(8,965,504,200円)が減少する。
備考
⑪提案される医療技術において使用される医薬品、医療機 医薬品:リドカイン塩酸塩1%、2%(10mlで82円、114円)、ロピバカイン塩酸塩0.75%(20mlで791円)
器又は体外診断薬
医療機器:高解像度超音波診断装置
(主なものを記載する)
超音波用ゲル10円
⑫提案される医療技術の海外における公的医療保険(医療
保障)への収載状況
※ 該当する場合、国名、制度名、保険適用上の特徴
(例:年齢制限)等
1)収載されている
1)を選択した場合は、下の欄に詳細を記載。
米国, CPB,CPT code 76942 (74.15 USD)
Ultrasonic guidance for needle placement(eg, biopsy, aspiration, injection, localization device),imaging
supervision and interpretation.
CPT codeは米国民間保険会社、メディケア、メディケイド等の支払い基準として用いられている。
⑬提案される医療技術の先進医療としての取扱い
d. 届出はしていない
⑭その他
無し
⑮当該申請団体以外の関係学会、代表的研究者等
日本ペインクリニック学会、日本区域麻酔学会、日本麻酔科学会
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