提案書15(2801頁~2999頁) (178 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
413201
※事務処理用
提案される医療技術名
申請団体名
上顎骨悪性腫瘍手術ならびに下顎骨悪性腫瘍手術における超音波切削機器加算
(公益社団法人)日本口腔外科学会
37歯科・歯科口腔外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
27耳鼻咽喉科
関連する診療科(2つまで)
リストから選択
ソノペットIQ(日本ストライカー株式会社)
有
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
バリオサージ
3(株式会社ナカ
ニシ)
提案当時の医療技術名
令和4年度
上顎骨悪性腫瘍手術ならびに下顎骨悪性腫瘍手術における超音波切削機器加算
有
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
提案される医療技術の概要(200字以内)
J
200-4-3
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
○
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
該当する場合、リストから○を選択
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
その他」を選んだ場合、右欄に記載
悪性疾患に対する上顎骨悪性腫瘍手術ならびに下顎骨悪性腫瘍手術では、術中・術後に顎骨切断面および周囲軟組織により多量の出血を認めるこ
とがあります。超音波切削機器は周囲軟組織の巻き込みや損傷が生じる危険性がなく、その結果周囲血管や神経等の軟組織損傷が回避でき、術中
出血に伴う輸血や術後の神経障害等の合併症の減少を図ることができます。
文字数: 164
再評価が必要な理由
現在上顎骨・下顎骨悪性腫瘍手術において、出血量軽減等の有用性が認められることから超音波切削機器は広く用いられています。しかし、超音
波切削機器を使用するためには、高価な機器とチップセットが必要となります。よって、区分番号J200-4-3 超音波切削機器加算の対象となる手
術にJ039 上顎骨悪性腫瘍手術、J042 下顎骨悪性腫瘍手術の追加をお願いしたいと考えています。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
上顎骨悪性腫瘍手術ならびに下顎骨悪性腫瘍手術施行時に、超音波切削機器を用いて骨切除を行うことで、周囲血管や神経等の軟組織損傷を避
け、術中出血に伴う輸血や術後の神経障害等の合併症の減少を図ることができます。ランダム化比較試験(参考文献1)や若年者の顎骨病変に行
ける観察研究(参考文献4)で、超音波切削機器を用いた骨切除が有意に出血量を軽減し、術後疼痛・腫脹・浮腫の軽減(参考文献2・3)や神
経麻痺の発症予防(参考文献5)にも寄与することが示されています。現在のドリルやボーンソウを用いた技術において上顎では鼻腔や上顎洞粘
膜の保存、下顎では下歯槽神経の保存は困難ですが、本技術の導入によりこれらの保存が安全確実に行うことが可能(参考文献6)となり術後の
QOLの維持、向上に大きく寄与します。
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
対象患者:顎変形症
医療技術の内容:超音波切削具を用いて骨切りを行う。点数や算定の留意事項:顎変形症手術であること
J
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
200-4-3
医療技術名
上下顎悪性腫瘍に対する顎骨切除は使用する機器によらず、根治的に行われるため死亡率に変化はありません。超音波切削機器を用いた骨切断面
治癒率、死亡率やQOLの改善等の長期予 は挫滅が軽減することが報告されており、術後創部の治癒率は改善すると期待されます。また、通常のドリルシステムに比べ超音波切削機器は操
後等のアウトカム
作性が良く複雑な形態付与や機能温存が可能となるため、術後装着する義歯の安定性向上等に起因するQOL改善が期待されます。
③再評価の根
拠・有効性
ガイドライン等での位置づけ
ガイドライン等での記載なし(右欄にガイドライン等
の改訂の見込み等を記載する。)
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