よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


提案書15(2801頁~2999頁) (136 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

医療技術名:顎変形症患者を対象とした歯科口腔リハビリテーション
【概要】咀嚼機能訓練による歯科口腔リハビリテーションを行い、咀嚼機能の改善を図る。
【対象疾患】顎変形症
【現在当該疾患に対して行われている治療との比較】
現在は診療報酬が認められていない。
【有効性】
咀嚼機能訓練を行うことによって、咀嚼機能をより正常に近い状態に改善されることが報告さ
れている。咀嚼機能訓練を行うことで咀嚼機能の回復が期待できる。
【診療報酬上の取扱い】
H001-2 歯科口腔リハビリテーション料1の3 その他の場合では、区分番号M025に掲げる
口蓋補綴、顎補綴により算定した装置を装着している患者に対して、口腔機能の回復又は向上
を図った際に、月4回に限り算定することになっている。これを顎変形症患者にも認めていた
だきたい。

<ガム咀嚼訓練の要点>
①やや硬めのガムを使用し、臼歯部でゆっくり、しっかり噛むように
指導する。
②噛む時間は1日1回5分間とする。
③訓練期間は3ヵ月が目安とし、咀嚼訓練前後の咀嚼能力検査を
施行して効果を評価する。

<顎矯正手術後のガム咀嚼訓練の効果>

術後3か月より、1日1回5分間のガム咀嚼訓練を90日間施行したところ、非訓練群
と比較して咀嚼筋の筋活動量が上昇した。
2936