提案書15(2801頁~2999頁) (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
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整理番号
※事務処理用
379105
提案される医療技術名
ギプス包帯固定管理
申請団体名
日本臨床整形外科学会
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
30整形外科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した医
療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
リストから選択
「実績あり」の
場合、右欄も記 提案当時の医療技術名
載する
無
追加のエビデンスの有無
提案される医療技術の概要
(200字以内)
ギプス固定による合併症として循環障害、深部静脈血栓症、複合性局所神経症候群(CRPS)、固定部位末端の拘縮の発症は
広く知られている。これらの合併症を生じていないかのチェックは必須であり、慎重な確認を要する。さらにその予防のた
めの指導も行う必要があるため、現行の外来管理加算52点の増点を要望する。
文字数: 148
対象疾患名
保険収載が必要な理由
(300字以内)
四肢及び椎体骨の骨折、関節捻挫、靱帯損傷
ギプス包帯を用いた外固定は、各種骨折、捻挫、靱帯損傷の保存加療法として非常に重要であり、その手技も確立されてい
る。反面、成書にも示されている通り循環障害、深部静脈血栓症、複合性局所神経症候群(CRPS)、拘縮等の合併症を生じ
る可能性があることは広く知られており、これらの合併症は廃用肢や切断の原因となる。それ故外来診療においてギプス固
定後の患者に対する定期的な確認、及び患者指導は非常に重要である。1回の外来診療において、ギプス固定状態の確認及
び指導には、骨折状態のX線検査及びその説明などの通常の診療に加えて5分ほど要すると試算されるため、現行の外来管理
加算52点では不足であると考える。
文字数: 295
【評価項目】
①提案される医療技術の対象
・疾患、病態、症状、年齢等
各種骨折、捻挫、靱帯損傷の中で保存療法を選択されたもの。疾患、病態、年齢はさまざまである。
②提案される医療技術の内容
・方法、実施頻度、期間等
(具体的に記載する)
外来診療においてギプスの固定状況、循環状態の確認、以上近くの有無などを行い、また患肢挙上の徹底などの指導を行
う。通常のギプス固定期間である6週を目安に週に一度行う。
③対象疾患に対
して現在行われ
ている医療技術
(当該医療技術
が検査等であっ
て、複数ある場
合は全て列挙す
ること)
区分
その他(右欄に記載する。)
番号
医療技術名
001 注8
外来管理加算
既存の治療法・検査法等の内容
外来診療においてギプスの固定状況、循環状態の確認、以上近くの有無などを行い、また患肢挙上の徹底などの指導を行
う。
④有効性・効率性
・新規性、効果等について③との比較
・長期予後等のアウトカム
研究結果
⑤ ④の根拠と
なる研究結果等
③と比較した効果について論じたエビデンスはない。
成書にも慎重な観察、確認、指導が重要であることが示されており、有益であることは明白である。反面ギプス固定後の患
者に対して観察、確認、指導を疎かにすることは考えにくいため、エビデンスとしての有効性は渉猟しえない。
橈骨遠位端骨折後の外固定により、CRPS、拘縮、皮膚障害などの合併症を生じる。
1a
ガイドライン等での位置づけ
⑥普及性
A
年間対象患者数(人)
国内年間実施回数(回)
※患者数及び実施回数の推定根拠等
⑦医療技術の成熟度
・学会等における位置づけ
・難易度(専門性等)
ガイドライン等での記載あり(右欄に詳細を記載す
橈骨遠位端骨折診療ガイドライン2017 P52
る。)
138,673
693,365
令和3年診療行為別医療統計よりギプス固定を要した人数は年間138,673人であり、1人あたり合計5回実施するものとして算
出した。
整形外科専門医であれば、技術的には確立したものであり、特に問題はない。
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