提案書15(2801頁~2999頁) (27 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000190899_00011.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会(令和5年度第1回 11/20)《厚生労働省》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
整理番号
380201
※事務処理用
提案される医療技術名
SSIハイリスク群閉頭加算
申請団体名
日本臨床脳神経外科学会
29脳神経外科
主たる診療科(1つ)
提案される医療
技術が関係する
診療科
00なし
関連する診療科(2つまで)
00なし
提案される医療技術又は提案される医療技術に類似した
医療技術の提案実績の有無
無
過去に提案した年度
(複数回提案した場合は、直近の年
度)
「実績あり」の
場合、右欄も記
載する
リストから選択
提案当時の医療技術名
有無をリストから選択
追加のエビデンスの有無
診療報酬区分
診療報酬番号
再評価区分(複数選択可)
K
180 1, 180 2
1-A
算定要件の見直し(適応)
1-B
算定要件の見直し(施設基準)
該当する場合、リストから○を選択
1-C
算定要件の見直し(回数制限)
該当する場合、リストから○を選択
2-A
点数の見直し(増点)
○
2-B
点数の見直し(減点)
該当する場合、リストから○を選択
3
項目設定の見直し
該当する場合、リストから○を選択
4
保険収載の廃止
該当する場合、リストから○を選択
5
新規特定保険医療材料等に係る点数
該当する場合、リストから○を選択
6
その他(1~5のいずれも該当しない)
該当する場合、リストから○を選択
「6
提案される医療技術の概要(200字以内)
○
その他」を選んだ場合、右欄に記載
開頭術後手術部位感染(Surgical site infection: SSI)が生じると医療経済的にも患者/医療従事者への負担を考えても重大な損失となる。本
要望は脳神経外科手術でもSSI発生率が高く問題が生じやすい頭蓋骨形成術の成人ハイリスク症例において(現在、小児例のみに使用が認められ
る)吸収性プレートの使用を許可し、高度な感染対策・周術期管理を行うことに対して加算を求める。
文字数: 191
再評価が必要な理由
小児例に対しては、閉頭時に用いられる吸収性プレートの使用が認められているが、成人例には認められない。しかしながら、放射線治療後、糖
尿病、栄養状態不良例など、易感染状態にある患者や感染後症例に対する開頭術における閉頭時において、感染リスクを低減させるために吸収性
プレートが用いられ、医療経済を大きくひっ迫する感染性合併症を防ぐために高度の感染対策・周術期管理を要する。ハイリスク症例を定め、適
切に加算がつかなければ、結果として、感染に弱い術後状態となる患者が増え、医療経済上の不利益も招く。したがって、吸収性プレートが、必
要な症例で用いられ、安全に周術期を乗り切ることができるような加算が必要と考える。
【評価項目】
①再評価すべき具体的な内容
(根拠や有効性等について記載)
②現在の診療報酬上の取扱い
・対象とする患者
・医療技術の内容
・点数や算定の留意事項
他全ての開頭術においてもあてはまるが、今回は K180 1 頭蓋骨形成術(頭蓋骨のみ)、K180 2 頭蓋骨形成術(硬膜形成を伴う)にフォーカ
スして、SSIハイリスク症例に限り、吸収性プレートを用い、充分な周術期管理を行うことに対する適正な手術点数加算を要望する。頭蓋骨形成
術において1例SSIが生じた場合には、入院期間の延長、抗生剤の長期間投与、少なくとも2回の全身麻酔による開頭術(感染骨弁除去+3‐6ヶ月
以上感染が落ち着いた後の再・頭蓋骨形成術)などを要し、医療経済上も大きな損失につながるだけでなく、患者・医療従事者の心身を大きく損
ねる。海外のデータからも吸収性プレートを用いた閉頭では一般的な閉頭と比較して顕著なSSI発生の低減が確かであり、本邦においても成人ハ
イリスク症例においても正しく再評価されるべきと考える。
(ここから)外保連試案データ(試案9.4のデータ)-------------------------外保連試案費用(人件費+償還できない材料等) K180 1:437,647円
K180 2:525,712円
外保連試案2022掲載ページ:106-107
外保連試案ID(連番):S81-0112700, S82-0112800
技術度:D 医師(術者含む):3 看護師:2 その他:0 所要時間(分) K180 1:120分、K180 2:150分
------------------------------------------------------------------(ここまで)
K180-1あるいはK180-2は、頭部外傷や脳梗塞における減圧開頭術後、開頭術後SSI発生後などに主として施行されていて、一般的な手術術式であ
る。もちいられる骨弁は、清潔であれば、適切に保管された自家骨、様々な人工骨であり、チタンプレート・スクリューに代表される頭蓋固定具
により固定される。小児例では吸収性プレートの使用が認められるが、成人例ではハイリスク症例でも、原則として保険請求しても査定される。
本申請では、ハイリスク症例に限り、吸収性プレートシステムの利用を認める、すなわちその材料費分の増点をハイリスク症例では加算していた
だくことを目的とする。
K
診療報酬区分(再掲)
診療報酬番号(再掲)
180 1, 180 2
医療技術名
頭蓋骨形成手術(頭蓋骨のみのもの)、頭蓋骨形成手術(硬膜形成を伴うもの)
2827