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最終評価報告書 第3章(Ⅱ5~Ⅳ) (81 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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5 新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた今後の課題
○ 新型コロナウイルス感染症の拡⼤に伴い、在宅勤務をする者、遠隔授業を⾃宅で受ける者の割
合が増加した。これにより通勤通学の時間が減少したこと、⽇中の活動量が減少したことをはじめ、
様々な⽣活上の変化が⽣じた。睡眠に関しても種々の影響が報告されている。報告として多いの
は、睡眠時間は増えたが、睡眠の質は必ずしも向上しない(あるいは低下)、睡眠位相後退
(夜型化)が⽬⽴つようになった

24)

というものである。新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤後に

⾏われた研究において、不眠症状と不眠症の割合は、欧⽶諸国と⽐較した場合は⽇本を含むア
ジア諸国は低率であったとの報告も⾒られる 25)。
○ 在宅勤務により労働時間がどのように変化したかについては、今後の調査結果も待って判断しなけ
ればならないが、新型コロナウイルス感染症拡⼤前の調査では、在宅勤務ではむしろ労働時間が
⻑くなったという結果も報告されている 26)。
○ 在宅勤務・遠隔授業等は、今後新型コロナウイルス感染症が収束したあとも、感染拡⼤前と⽐較
して⼀定の割合で継続されると考えられるが、睡眠の質の確保、余暇の確保については、継続的な
取組が必要であり、そのための1⽇のスケジュール管理や計画的な運動の実施等について、新たに
知識の普及や実践を検討していく必要がある。

<参考⽂献・URL>
1) Vandekerckhove M, Wang YL. Emotion, emotion regulation and sleep: An
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10.3934/Neuroscience.2018.1.1. PubMed PMID: 32341948; PubMed Central
PMCID: PMC7181893.
2) Groeger JA, Stanley N, Deacon S, Dijk DJ. Dissociating effects of global SWS
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Sleep. 2014;37(6):1127-42. Epub 20140601. doi: 10.5665/sleep.3776.
PubMed PMID: 24882908; PubMed Central PMCID: PMC4015387.
3) Léger D, Pepin E, Caetano G. The Economic Burden of Sleepy Driving. Sleep
Med Clin. 2019;14(4):423-9. Epub 20190923. doi:
10.1016/j.jsmc.2019.07.004. PubMed PMID: 31640870.
4) Häusler N, Heinzer R, Haba-Rubio J, Marques-Vidal P. Does sleep affect
weight gain? Assessing subjective sleep and polysomnography measures in a
population-based cohort study (CoLaus/HypnoLaus). Sleep. 2019;42(6). doi:
10.1093/sleep/zsz077. PubMed PMID: 30895315.
5) Wang D, Zhou Y, Guo Y, Zhang R, Li W, He M, et al. The effect of sleep
duration and sleep quality on hypertension in middle-aged and older
Chinese: the Dongfeng-Tongji Cohort Study. Sleep Med. 2017;40:78-83.
Epub 20171012. doi: 10.1016/j.sleep.2017.09.024. PubMed PMID:
29221783.
5.(3)休養

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第3章 Ⅱ