最終評価報告書 第3章(Ⅱ5~Ⅳ) (86 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》 |
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ため、体内に⼊ったアルコールが⾝体に悪影響を及ぼし健全な成⻑を阻害すること、臓器の機能が
未完成であるために、アルコールの分解能⼒が成⼈に⽐べて低く 12)、アルコールの影響を受けやすい
こと等が挙げられる。例えば未成年者飲酒は、成⼈の飲酒に⽐べ急性アルコール中毒や臓器障害を起
こしやすい
13)14)
。また、飲酒開始年齢が若いほど将来のアルコール依存症リスクが⾼くなる
13)15)
。
未成年者の飲酒は事件や事故に巻き込まれやすくなる等社会的問題も引き起こしやすい。20 歳
未満の者の飲酒の禁⽌に関する法律※2や健康への影響及びこれらの点を踏まえて、未成年者の
飲酒を防⽌することが必要である。
○ 妊娠中の飲酒が、胎児性アルコール症候群や発育障害を引き起こすことが知られているが、予防
しうる安全な飲酒量はいまだに不明であり、妊娠中または妊娠を計画している⼥性は飲酒をしない
ことが求められる 16)。これらを踏まえ、妊娠中の飲酒をなくすことが⽬標として設定された。
1 ⽬標項⽬の評価状況
評価
A ⽬標値に達した
0
B 現時点で⽬標値に達していないが、改善傾向にある
2
B* Bの中で⽬標年度までに
⽬標到達が危ぶまれるもの
0
D 悪化している
1
E 評価困難
0
① ⽣活習慣病のリスクを⾼める量を飲酒している者(1⽇当たりの純アルコー
ル摂取量が男性 40g 以上、⼥性 20g 以上の者)の割合の減少
評価
D
1⽇当たりの純アルコール摂取量が男性 40g 以上の割合
(C)
1⽇当たりの純アルコール摂取量が⼥性 20g 以上の割合
(D)
B
② 未成年者の飲酒をなくす
中学 3 年⽣ 男⼦
(B)
中学 3 年⽣ ⼥⼦
(B)
⾼校3年⽣ 男⼦
(B*)
⾼校3年⽣ ⼥⼦
(B)
B
③ 妊娠中の飲酒をなくす
※2
(内0)
C 変わらない
⽬標項⽬
※1
項⽬数
⺠法の改正法施⾏に伴い、令和4年4⽉1⽇から「未成年者」を「20 歳未満の者」と呼称する。
以下同じ。
法律の正式名称は、「⼆⼗歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁⽌⼆関スル法律」
5.(4)飲酒
第3章 Ⅱ
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