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最終評価報告書 第3章(Ⅱ5~Ⅳ) (93 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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<各⽬標項⽬に係る取組>
① ⽣活習慣病のリスクを⾼める量を飲酒している者(1⽇当たりの純アルコールの摂取量が男性
40g 以上、⼥性 20g 以上の者)の割合の減少
○ 平成 26(2014)年に施⾏されたアルコール健康障害対策基本法に基づき、令和3(2021)
年度からアルコール健康障害対策推進基本計画(第2期)17)18)が開始した。本計画との整
合性を保ちつつ、保健指導の現場での減酒⽀援実施の促進及び⽣活習慣病のリスクを⾼める量
に関する知識の普及啓発活動を推進。
○ 医療や健診等種々の保健事業の現場において、減酒⽀援を普及していくため、「たばこ・アルコー
ル対策担当者講習会」により、保健医療従事者向けの研修会を実施。
○ スマート・ライフ・プロジェクトや e­ヘルスネットを通して普及啓発を実施。スマート・ライフ・プロジェク
トの⼀環として、適正飲酒に関するポスターを作成している。
② 未成年者の飲酒をなくす
○ 国税庁、警察庁等と共に 20 歳未満飲酒防⽌キャンペーンの後援、20 歳未満飲酒防⽌強調
⽉間(4⽉)を設定。
○ 厚⽣労働科学研究費補助⾦を⽤い、飲酒状態も含め、未成年者の健康課題及び⽣活習慣に
関する実態調査を実施。
③ 妊娠中の飲酒をなくす
○ スマート・ライフ・プロジェクト参画団体を巻き込んだ活動を促進。
○ ⺟⼦健康⼿帳や「妊産婦のための⾷⽣活指針」において、妊娠中の飲酒のリスクを啓発。妊産
婦のための⾷⽣活指針は令和3(2021)年3⽉に改正された。

3 各⽬標項⽬の評価に係る要因分析及び領域全体としての評価
<各⽬標項⽬の評価の要因分析>
① ⽣活習慣病のリスクを⾼める量を飲酒している者(1⽇当たりの純アルコールの摂取量が男性
40g 以上、⼥性 20g 以上の者)の割合の減少
評価は、男性は「C 変わらない」、⼥性は、「D 悪化している」であった。⽬標を達成しなかった要
因としては、多量飲酒者に対するアルコール健康障害に関する正しい知識の普及が進んでいないこと、
ブリーフインターベンション普及の取組は、開始されたばかりであり、⼗分に社会に浸透していないこと、
⼥性の社会進出増加に伴う飲酒機会の増加等が考えられる。
② 未成年者の飲酒をなくす
評価は「B 現時点で⽬標値に達していないが、改善傾向にある」であった。その要因として、飲酒が
未成年者に及ぼす健康影響に関する啓発の効果、酒類提供業者に対する未成年者への酒類提供
禁⽌の周知徹底の効果、未成年者の飲酒に対する意識の変化等が考えられる(A とならなかった要
因としては、⽬標値が0%であり⽬標達成が難しい指標であったと考えられる)。
5.(4)飲酒

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第3章 Ⅱ