参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (100 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》 |
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地域薬剤師会へのアンケート調査結果
2.地域におけるポリファーマシー対策の状況
• 「地域でのポリファーマシー対策が実施されるようになった背景(きっかけ) 」として、「行政・自治体からの働きか
け」や「在宅介入での気づき」などに関する事項があげられた。
地域でのポリファーマシー対策が実施されるようになった背景(きっかけ)(問11)
分類
回答内容
行政・自治体からの働き
かけ
• 薬剤師会では以前より薬局向けにポリファーマシー対策のための研修会などを行ったり、他職種への意識調
査などを行ったりしていた。それとは別に行政では、ポリファーマシー対策を検討されており、薬剤師会へ
相談を受けたことから一緒に事業として取り組むこととなった
• 札幌市国⺠健康保険「保険事業プラン2018」に基づき実施
• 行政側よりご相談があり、一部の患者における多剤服用と複数病院より睡眠導入剤を処方されている案件に
ついて、相談に乗ってほしいと依頼があり、そこから多剤服用についても同様に協議する事となった
在宅介入での気づき
• 在宅患者の服薬管理の問題を利用者にもっとも近いケアマネジャーが服薬スクリーニングをおこなうことで、
薬剤師が在宅患者の服薬の問題を拾い上げ介入解決することができるという一連のフローである。その服薬
スクリーニングの項目のなかにポリファーマシー(6種類以上の薬の服用している)を確認する項目がある。
ポリファーマシーだけを対象とした取り組みではない
• 地域の介護職種等から、服用できていない事例が報告されたため
医療費適正化の一環で
• 医療費削減の目的がきっかけ。それはポリファーマシーによる副作用発現を抑えての医療費削減にもつな
がっている
• 元々は生活保護受給者の医療費適正化に始まり、結果としてポリファーマシー対策にもなっていると考える
適正な服薬を推進する一
環で
• 残薬が多く確認されたことと、腎機能が悪い患者に腎毒性がある薬剤が処方されるケースがあり、地域でポ
リファーマシー対策に取り組んだ
• 転倒をされる高齢者が多く、その原因を考える上で、薬剤の影響に着目。未然に予防できれば医療費削減に
もなりとスタートした
多職種での会議において
• 各薬局やNPO法人、介護、訪問看護等おのおのでポリファーマシー対策はしていたが、今年より共同で何か
出来ないかと連携推進会議で取り上げられる事になった。また私(本調査の回答者)がるもい健康の駅の理
事に就任した事を契機にポリファーマシーについて市⺠への問題提起等の活動をするようになった
薬剤師会からの働きか
け・取組の一環において
• 県薬剤師会からの働きかけが大きい
お薬手帳の利用において
• 薬薬連携や病診連携の一環から、トレーシングレポートの活用が増すきっかけが生まれ、そこから派生した
お薬手帳の見直し活用をあらためて行ったのも有効となっている
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