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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (135 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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第4章

まとめ

1.病院におけるポリファーマシー対策のまとめ

病院におけるポリファーマシー対策の実態・課題等にかかる関係図



病院を対象とした調査で設定したゴールを踏まえ、調査から得られた事項の関係性を図で整理した。
病院における課題は、組織的なポリファーマシー対策、多職種チームの設置、タスクシェア、処方見直しに関する情報共有を目的とした多職種連携、医療従事者向けの
普及啓発、対面、薬剤管理サマリーによる情報連携であり、これらに対応するための提言を後の頁で記載した。

ゴール

アウトカム

有効性の高い取組や状態

として実現されるべき事項

アウトカム実現へ有効性の高い取組や状態

介入患者数、医師への処
方提案数が増えること
(問27-⑤⑥)

有効性が
高い取組

左記を表す指標(本調査の
設問のうち該当するもの)

実線:影響大
破線:影響小

一部の

薬剤総合評価調整加算・
薬剤調整加算・薬剤総合
評価調整管理料の算定施
設数割合が高くなること
(問8-1、2、4)

アウトカム指標に影響
を与える取組

加算の算定

ほぼ全ての

アウトカム指標に影響を
与える取組

介入の増加

課題抽出

組織的なポリファーマシー
対策

「組織的にポリファーマシー対策を行っている」病
院の割合は18.4%と低い

多職種のチームの設置

多職種で構成されるポリファーマシー対策のための
チームを設置している病院は8.5%と割合が低い

タスクシェア

ポリファーマシー対策にかかる業務時間確保のため、
薬剤師のタスクシェアに取り組む割合が25.2%と低


処方見直しに関する情報共
有を目的とした多職種連携

処方見直しに関する情報を共有する目的で、多職種
連携を行っている病院の割合は36.1%と低い

医療従事者向けの普及啓発

医療従事者向けにポリファーマシー対策を普及啓発
するための働きかけを行っている病院の割合が
25.5%と低い

「全て の」 もしく は「 ほぼ 全ての 」ア
ウトカ ム指 標に影 響を 与え る取組 ・状
況のうち実施割合が
%未満のもの
を課題とした

ポリファーマシー対策を
始める・進める際の問題
が少なくなること(問15①)

全ての

アウトカム指標
に影響を与える
取組

病院における高齢者のポリフ ァーマ シー対策の推進

左記実現に必要なこと

高齢者のポリフ ァーマ シーの回避・改善

問題の低減

実態

単純集計結果

50

提言
提言1
多職種によるチー
ムの設置による組
織的なポリファー







マシー対策の推進

提言2
薬剤師から他職種
へのタスクシェア
の推進

提言3
医療従事者への普
及啓発

提言4
人員が不足していない

ポリファーマシー対策を行う人員が不足している病
院の割合は86.7%と高い

入院患者向けの取組の規定

入院患者へのポリファーマシー対策のための取組を
規定し運用している病院の割合が16.0%と低い

お薬手帳の活用

ポリファーマシー対策を実施する上で、お薬手帳が
うまく活用されている病院の割合は51.7%

対面、薬剤管理サマリーに
よる情報連携

「対面」「薬剤管理サマリー」の情報連携方法・
ツールを活用している病院はそれぞれ5.8%、
37.8%と割合が低い

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院外との情報連携
ツールの活用

調査結果から回答者が
「とても有効性が高
い」として回答してい
る取組であり、課題と
した

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