参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (139 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》 |
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まとめ
2.地域におけるポリファーマシー対策のまとめ
2.地域におけるポリファーマシー対策のまとめ
(1)地域におけるポリファーマシー対策の実態と検討課題
地域でのポリファーマシー対策の全体像
地域単位や複数の主体で連携したポリファーマシー対策が行われている地域は全体の約3割にとどまった。また地域で連携してポ
リファーマシー対策を実施することで生じている主なメリットは、協力する主体が増えることや、患者の理解を得られやすいこと
などと言えるが、これらのうち最も多くあげられた回答でも3割にとどまった。
また地域でポリファーマシー対策が進まない主な理由は、地域でポリファーマシー対策を中心となって推進する組織がないこと、
地域単位でのポリファーマシー対策を検討する会議体(会議体等の設置)がないことであった。
地域でポリファーマシー対策を推進する上で有効性の高い取組
地域でポリファーマシー対策が進まない要因の少なさ、地域連携によるメリットの実現の2点をアウトカム指標と位置付けた上
で、これらに寄与している取組や状態を探るため分析を行ったところ、以下の取組がアウトカム指標の向上に寄与していることが
把握された。
• 会議体が存在すること
• 主体的に取り組む主体が存在すること
• 地域での普及啓発活動が行われていること
この他、ポリファーマシー対策全般の推進に有効なこととして、以下が把握された。
• 処方変更に関する検討の取り決めや手順が規定されていること
• 個々の高齢者のポリファーマシー対策の要否について地域の会議の場で検討すること
• 地域で情報連携ツールを活用すること
地域での今後の検討課題
また上記の取組への実施割合は低かったことから、今後の検討課題として位置付けた。
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