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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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第1章

事業の概要

1.事業の背景と目的

1.事業の背景と目的
(1)事業の背景
高齢化の進展に伴い、加齢による生理的な変化や複数の併存疾患を治療するための医薬品の多剤服用等によって、安全性の問題が
生じやすい状況があることから、厚生労働省では、平成29年4月に「高齢者医薬品適正使用検討会」(以下「検討会」という。)を設
置し、安全性確保に必要な事項の調査・検討を進めている。
同検討会では、高齢者の薬物療法の適正化(薬物有害事象の回避、服薬アドヒアランスの改善、過少医療の回避)を目指し、高齢
者の特徴に配慮したより良い薬物療法を実践するための基本的留意事項として、平成30年5月に「高齢者の医薬品適正使用の指針
(総論編)」、令和元年6月に「同指針(各論編(療養環境別))」を取りまとめ、都道府県等に周知した。また、ポリファーマシー対
策のさらなる推進のため、令和元年度に高齢者医薬品適正使用推進事業において指針の活用状況や各施設におけるポリファーマシー
対策の取組状況の調査を実施し、調査で明らかになった課題を解決するための業務手順書及び様式事例集として「病院における高齢
者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」(以下「業務手順書等」という。)を令和2年度に作成した。
令和3年度は、業務手順書等を実際の病院において運用し、その実用性と課題を確認した。また、この結果、高齢者の薬物療法の適
正化推進のためには、病院のみならず地域の診療所・薬局においてもポリファーマシー対策を講じることが課題とされたため、令和
4年度は、業務手順書等を実際に地域で活用し、不足する内容や課題等を確認しているところである。

(2)事業の目的

本事業では、高齢者のポリファーマシー対策のより一層の推進を図るため、令和元年度に実施した病院におけるポリファーマシー対
策の取組状況調査を再度実施し直近時点におけるポリファーマシー対策の実態や課題等を把握し、また病院以外の地域におけるポリ
ファーマシー対策の実態も把握する。また指針及び業務手順書等は作成から数年経過しているため、取組状況調査で明らかとなったポ
リファーマシー対策の新たな課題等や、令和3年度及び令和4年度の高齢者医薬品適正使用推進事業での成果等を踏まえて、指針及び業
務手順書等をより使用しやすいものとし、また病院だけでなく地域においても活用できるよう、見直しを行うことを目的とする。
問題意識

対応策

医薬品の多剤服用等に
よって安全性の問題が
生じやすい
状況がある

高齢者の医薬
品適正使用の

指針の
策定

ポリファーマ
シー対策の
取組状況の

調査

R2年度

R3・R4年度

ポリファーマシー
対策の
ための

ポリファーマシー
対策の
ための

業務手順書
等の策定

業務手順書
等の実証

R5年度
ポリファーマシー対策の
取組状況の

調査(病院・地域)
指針・業務手順書の
見直し

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高齢者のポリファーマ
シーの回避・
改善

高齢者では、

R1年度

ゴール
高齢者の
ポリファーマシー対策の
より一層の推進

H30・R1年度

対応策の強化

4