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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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第2章

病院へのアンケート調査結果

5.ポリファーマシー対策における院外との連携状況

• ポリファーマシー対策として、服薬情報等提供書(トレーシングレポート)を活用したことがあるかについては、「頻繁に活
用している」と「活用しているが頻度は低い」の合計は41.8%であった。また「受け取ったことがない」は24.1%であった。
• ポリファーマシー対策として服薬情報等提供書を活用していない理由については、「地域におけるごく一部の薬局からのみ提
供されるため、病院全体として活用する方針に至っていない 」 が最も割合が高く54.0%、ついで「ポリファーマシー対策とし
て有用な情報は記載されていない 」 45.5%であった。
• 「ポリファーマシー対策として服薬情報等提供書を活用していない理由」として、「情報提供が少ないため」や「薬局側の遠
慮」などに関する事項があげられた。

ポリファーマシー対策として服薬情報等提供書
を活用したことはあるか(問47)
0%
n=294

20%
7.1

40%

34.7

60%
21.4

80%
12.6

100%
24.1

ポリファーマシー対策として服薬情報等提供書
を活用していない理由(問48)
問47で「2.活用している頻度が低い」「3.活用したことはほ
ぼない」「4.活用していない」を回答した場合に回答する
n=202
見慣れておらず、見方が分からない

0%

20%

活用しているが頻度は低い

活用したことはほぼない

活用していない

受け取ったことがない

60%

80%

100%

4.5

ポリファーマシー対策として有用な情報は記載されていない

頻繁に活用している

40%

45.5

地域におけるごく一部の薬局からのみ提供されるため、
病院全体として活用する方針に至っていない
その他

54.0
14.9

複数回答

ポリファーマシー対策として服薬情報等提供書を活用していない理由(問48-その他)
分類

回答内容

情報提供が少ないため

• 活用しているというほど送付されてこない
• ポリファーマシーに関する内容が少ない
• 情報として提供するが、医師の判断をサポートするまでには至っていない

薬局側の遠慮

• 保険薬局側も処方医に遠慮して出していないようである。残薬調整などの報告
が殆どで、病態等を考慮した薬学的な提案はほぼ皆無

服薬情報等提供書が普及していない

• 服薬情報等提供書が地域薬剤師会にてまだ普及できていない
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