参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (140 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》 |
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まとめ
2.地域におけるポリファーマシー対策のまとめ
地域におけるポリファーマシー対策の実態・課題等にかかる関係図
•
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地域薬剤師会を対象とした調査で設定したゴールを踏まえ、調査から得られた事項の関係性を整理した。
地域における課題は、会議体が存在すること、主体的に取り組む主体が存在すること、地域での普及啓発活動、処方変更に関する検討の取り決めや手順の規定、個々の
高齢者のポリファーマシー対策の要否について地域の会議の場での検討、地域での情報連携ツールの活用であり、これらに対応するための提言を後の頁で記載した。
ゴール
アウトカム
有効性の高い取組や状態
として実現されるべき事項
問題の低減
地域におけるポリファーマシー
対策が進まない要因が少なくな
ること(問17)
会議体が存在すること
実態
単純集計結果
ポリファーマシー対策について協
議するための会議体の存在
ポリファーマシー対策について協議するため
の会議体が「ある」という地域は15.9%と低
い
主体的に取り組む主体
が存在すること
地域でポリファーマシー対策の中核を担う主
体(自治体、医療機関、薬局等)がある地域
は27.9%と低い
地域での普及啓発活動
患者・医療従事者に向けた普及啓発活動が行
われている地域は31.9%と低い
50
提言
提言1
要
検
討
課
題
地域の会議体でポ
リファーマシー対
策を議題にするこ
と
提言2
主体的に取り組む
主体を作ること
提言3
地域での普及啓発
活動
地域での役割分担
提言4
地域での情報連携
取り決めの存在
有効性が高い取組
左記を表す指標(本調査の
設問のうち該当するもの)
課題抽出
ア ウ ト カ ム 指標 に影 響 を与え る 取
組・状況のうち実施割合が
%未
満のものを課題とした
地域で複数の主体が連携してポ
リファーマシー対策を実施する
ことで、メリットが生じること
(問19)
アウトカム指標に影響を与える取組
地域における高齢者のポリフ ァーマ シー対策の推進
左記実現に必要なこと
高齢者のポリフ ァーマ シーの回避・改善
メリットの実現
アウトカム実現へ有効性の高い取組や状態
処方変更に関する検討の取り
決めや手順の規定
ツールの活用
左記4事項は、上記「会議体の存在」
が実現すれば、会議体で検討すること
で対応できると考えられる。
個々の高齢者のポリファーマ
シー対策の要否について地域
の会議の場での検討
地域での情報連携ツールの活
用
「お薬手帳」「服薬情報提供書」については
60%以上の取組割合であったが、その他の
ツールの取組割合は30%未満と低い
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調査結果から回答者が
「とても有効性が高い」
として回答している取組
であり、課題とした
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