参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (96 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》 |
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地域薬剤師会へのアンケート調査結果
2.地域におけるポリファーマシー対策の状況
• 「対象患者を抽出(患者に介入)するための取り決め等を定め、共有している」具体的な取り組みとして、「国保データから対
象患者の抽出、通知の送付」や「会議・協議での対象患者の決定」などに関する事項があげられた。
「対象患者を抽出(患者に介入)するための取り決め等を定め、共有している」具体的な取り組み(問9-③-1)
分類
回答内容
国保データから対象患者
の抽出、通知の送付
• 60歳以上74歳以下の市国保加入者かつ月に2か所以上の医療機関で合計6財剤以上の内服薬を14日分以
上処方されている方を事業対象とする。抽出方法について国保・薬剤師会間で共有
• 残薬が⼤量に発⽣していそうな⻑期処⽅内容が変わっていない患者・6品以上の投薬が継続している
患者・多数の向精神薬が投与されている患者などを所沢市国⺠健康保険課に提案し患者抽出を⾏い始
めたのが始まり。毎年実施することで、対象者が広がるように少しずつ条件を変えたり厳しくするこ
とで対象者が変わるようにしている
会議・協議での対象患者
の決定
• 保険者と宮崎県薬剤師会の担当者で抽出、選定が行われている
介入マニュアルの共有
• 介入するための取り決めはマニュアルを作成し例会とメールにて薬剤師会会員へ共有している
• 「患者を抽出するための手順書等を地域で共有している」具体的な取り組みとして、「会議・協議での共有」や「抽出時の手順
や注意点」などに関する事項があげられた。
「患者を抽出するための手順書等を地域で共有している」具体的な取り組み(問9-③-2)
分類
回答内容
会議・協議での共有
• 吹田市成人保健課が医師会・薬剤師会と協議の場を設けて説明し、協議した
保健師との連携
• 大崎市と訪問指導のための覚書を交わして保健師と連携している。頼まれたときは薬剤師も訪問をする
その他(抽出時の手順や
注意点についての記入)
① ポリファーマシー対策を含む薬物療法の適正化については、患者・家族の意向を確認・尊重すること
が重要である。今回の抽出作業においては処方医の治療方針や患者・家族の意向から同意の取得が難
しいなど、トラブルが発生する可能性が高いことが予想される場合は抽出対象から外しても良い
② 抽出対象の数値目標は置かない
③ 以下の事例は抽出対象とする(ただし①について考慮すること)同一医薬品の重複同種同効薬の重複
併用禁忌複数医療機関からの向精神薬の処方
次頁に続く
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