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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (108 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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第3章

地域薬剤師会へのアンケート調査結果

2.地域におけるポリファーマシー対策の状況

• 地域におけるポリファーマシー対策が進まない要因を一定以上低くすると考えられる取組として、「組織的なポリファーマシー
対策」など下図緑色の枠内に示す取組内容があることが把握された。

地域におけるポリファーマシー対策が進まない理由にかかるクロス集計結果(問17)
問17:ポリファーマシー対策が進まない理由

全 体
問12:地域で、地域のポリファーマシー対策を推進することを目 はい
的に、患者や医療従事者に向けて普及啓発活動が行われて いいえ
いるか
わからない
問21:地域でポリファーマシー対策を主体となって進めている ある
主体(自治体、医療機関、薬局等)はあるか
ない
問23:個々の患者のポリファーマシー対策について、地域で医 行っている
療機関や薬局等の間で役割分担を行っているか
行っていない
ポリファーマシー対策について協議する会議体がある
問26:所管地域におけるポリファーマシー対策について協議す
ポリファーマシー対策について協議する会議体がない
るための会議体の有無
わからない
はい
問30:地域の中でポリファーマシー対策に関する取り決めが設
いいえ
けられているか
わからない

地域単位で
人員不足の
ポリファーマ
地域で中核
地域におけ
のポリファー 地域でポリ
ため、地域
シー対策の
医療機関が
的な役割を
るポリファー
薬局がポリ
ポリファーマ 患者の病態 地域におけ
マシー対策 ファーマシー
におけるポリ
対象患者を
医療機関が 処方意図等
ファーマシー 患者・家族
シーである や服用状況 る各職種(多
マシー対策
自治体が関 担う病院が
全 体
を検討する 対策を中心
処方変更に に関する情
ファーマシー
抽出(患者
与していな ポリファーマ
対策に積極 の理解が得
かどうかの 全体をとらえ 職種)の連
は進んでお
その他
会議体(会 となって推進
積極的では 報提供に積
対策に積極
に介入)する
いこと
シー対策に
的ではない られないこと
判断が難し ることが困難 携が十分で
り、上記に該
議体等の設 する組織が
ないこと
極的ではな
的に関与す
取り決めや
積極的では
こと
いこと
であること ないこと
当するもの
置)がないこ ないこと
いこと
る時間が作
手順が整っ
ないこと
はない

れないこと
ていないこと
458
58.5
61.1
30.3
26.4
30.1
21.0
18.6
20.5
33.0
34.7
25.5
28.2
39.3
5.5
1.1
146
38.4
40.4
18.5
28.1
39.7
29.5
17.8
33.6
31.5
41.8
27.4
24.0
36.3
5.5
1.4
249
70.7
73.5
39.4
28.5
27.3
17.7
19.7
15.3
32.9
31.3
23.7
30.9
43.8
6.4
0.8
63
57.1
60.3
22.2
14.3
19.0
14.3
15.9
11.1
36.5
31.7
28.6
27.0
28.6
1.6
1.6
128
35.2
39.8
12.5
24.2
38.3
28.1
20.3
30.5
30.5
39.1
29.7
27.3
32.0
7.8
2.3
330
67.6
69.4
37.3
27.3
27.0
18.2
17.9
16.7
33.9
33.0
23.9
28.5
42.1
4.5
0.6
25
36.0
36.0
4.0
16.0
40.0
20.0
20.0
28.0
24.0
32.0
20.0
28.0
12.0
8.0
8.0
433
59.8
62.6
31.9
27.0
29.6
21.0
18.5
20.1
33.5
34.9
25.9
28.2
40.9
5.3
0.7
73
31.5
43.8
12.3
21.9
37.0
30.1
16.4
20.5
35.6
37.0
30.1
24.7
28.8
4.1
2.7
304
66.8
66.8
38.5
29.6
30.6
21.1
20.4
20.1
30.9
33.9
26.0
28.9
43.8
5.9
0.7
81
51.9
55.6
16.0
18.5
22.2
12.3
13.6
22.2
38.3
35.8
19.8
28.4
32.1
4.9
1.2
27
29.6
29.6
3.7
25.9
37.0
29.6
18.5
33.3
29.6
40.7
40.7
18.5
25.9
11.1
3.7
340
65.6
65.0
35.9
29.1
30.3
21.8
19.4
18.8
32.1
33.5
26.2
31.5
42.9
5.3
0.6
91
40.7
56.0
17.6
16.5
27.5
15.4
15.4
23.1
37.4
37.4
18.7
18.7
29.7
4.4
2.2

※赤枠は「わからない」以外の選択肢において、「はい」「ある」「行っている」「会議体がある」の選択肢がそれ以外
の選択肢と比べ10ポイント以上、下回っている場合に付した



地域での普及啓発活動



主体的に取り組む主体が存在



地域での役割分担



会議体の存在



取り決めの存在

上記取組がある又は上記状態である地域では、そうでない地域と比べて

ポリファーマシー対策が進まない理由となる割合が少ない事項が存在する

• 「ポリファーマシー対策が進まない理由」として、「多職種・医療機関及び地域での協働が難しい」や「処方意図が分からな
い」などに関する事項があげられた。

ポリファーマシー対策が進まない理由(問17-その他)
分類

回答内容

処方意図が分からない

• 重複投薬への関与はできるが、処方意図不明薬剤の削除提案は難しい

自治体の意識の低さ

• 健康保険の担当課にも話をしたが、取り合ってくれない

医師の意識の低さ

• 薬を出しすぎる医師が多い、不必要な薬を中止する医師が少ない

薬剤師の意識の低さ

• 薬局においては患者や家族が理解できる形で個別に説明することが重要であるが薬剤師間の問題
意識やスキル差が大きい。

多職種・医療機関及び地域で
の協働が難しい

• 地域に第3次医療機関1つと大学病院が2つ(うち一つは地域外であるが隣接しておりポリファー
マシー以外では薬薬連携を行なっている)があり、統一した連携が難しい
• 地域を越境した他科受診が多く、地域ぐるみの対策が機能し辛いこと
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