参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (134 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》 |
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まとめ
1.病院におけるポリファーマシー対策のまとめ
1.病院におけるポリファーマシー対策のまとめ
(1)病院におけるポリファーマシー対策の実態と検討課題
病院でのポリファーマシー対策の全体像
ポリファーマシー対策に関わる加算の算定状況は、薬剤総合評価調整加算は約5割、薬剤調整加算については約4割、薬剤総合評
価調整管理料は約1割と、一定割合で加算が算定されていたものの、全体的にみると半数以上の病院でこれらの加算を算定できてい
なかった。また一病院あたりの介入患者数や医師への処方提案数は、3年前と比べ増えている病院も一定程度みられたものの変わら
ない病院が最も多くの割合を占めていた。
また病院でポリファーマシー対策を進める上での主な問題点として、人手不足で対象患者の抽出や検討する時間を作れないことや、
医師が自科以外の処方薬を調整することが難しいことがあげられた。
病院でポリファーマシー対策を推進する上で有効性の高い取組
加算の算定有無や、ポリファーマシー対策を進める上での問題の生じにくさ、介入患者数や医師への処方提案数の増加の3点をア
ウトカム指標と位置付けた上で、これらに寄与している取組や状態を探るため分析を行ったところ、以下の取組がアウトカム指標の
向上に寄与していることが把握された。
• 組織的にポリファーマシー対策を行っていること
• 多職種によるチームを設置していること
• タスクシェアを行っていること
• 処方見直しに関する情報共有を目的とした多職種連携を行っていること
• 医療従事者向けの普及啓発を行っていること
この他、院外と情報連携する上で有効なこととして、以下が把握された。
• 対面、薬剤管理サマリーによる情報連携
病院での今後の検討課題
また上記の取組への実施割合は低かったことから、今後の検討課題として位置付けた。
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