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参考資料1 高齢者の医薬品適正使用推進事業に係る実態調査及び指針と業務手順書等の見直しの検討・作成一式 報告書 (97 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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第3章

地域薬剤師会へのアンケート調査結果

2.地域におけるポリファーマシー対策の状況

「患者を抽出するための手順書等を地域で共有している」具体的な取り組み(問9-③-2)
分類

回答内容

その他(抽出時の手順
や注意点についての記
入)

④ 減薬だけを目的にするのではなく、処方変更、減量等についても考慮する
⑤ 多剤処方患者(6種類以上が目安だが、今回10種類以上の患者のデータであるため問題なし)のう
ち、薬歴等を参照できる場合は、以下を参考にする ※薬歴等の参照は必須ではない
 患者や家族から服薬困難の訴えや薬剤調整の希望あり 例:複雑な用法により、患者や介護者の
QOLが低下している。仕事や生活リズムと服薬タイミングのミスマッチがある。剤型変更により服
薬アドヒアランス向上の可能性が見込まれる服薬の負担が大きく、減薬を希望している、など
 服薬管理能力の低下あり(認知力低下や視力障害、難聴、手指の機能障害など) 例:認知機能低下
による誤薬がみられる。難聴による用法や薬効に対する理解不足がある、視力低下や手指の機能障
害による薬剤の取りこぼしがある。持参薬の数にばらつきがある。大量の残薬がある、など
 同効薬の重複投与の観点から、多剤併用に関して検討対象となる薬剤あり 例:複数の医療機関から
同種同効薬が処方されている。一般用医薬品と処方薬の成分が重複している、など
 効果や副作用の観点から、多剤併用に関して検討対象となる薬剤あり 例:症状が軽快しており、減
薬できる可能がある。服用開始後、十分な効果が得られていない可能性がある。副作用を疑う症状
や検査データがある。処方意図の不明確な薬剤がある。処方カスケードが疑われる非薬物的対応に
より減薬の可能性がある、など
 薬物相互作用の観点から、多剤併用に関して検討対象となる薬剤あり 例:持参薬において、回避す
べき薬物相互作用が生じている。入院中に投与予定の薬剤と持参薬の併用による薬物相互作用が予
測される、など

「医療従事者向けの普及啓発活動等の啓発活動を通じて、ポリファーマシー対策の対象患者とすべき
患者像を共有している」具体的な取り組み(問9-③-3)
分類

回答内容

説明会・研修会での情
報共有

• オンライン研修会の実施
• 県の医師会、郡市医師会にてポリファーマシーの対象者を説明している

会議・協議での共有

• 1カ月おきに行われる病院と医師会との症例検討会にポリファーマシー関連の発表が加わり、病院
薬剤師や薬局薬剤師の発表が組み込まれ、薬剤師が参加して対象患者とすべき患者像を共有してい

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