よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


『規制改革実施計画』 (41 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/publication/p_plan.html
出典情報 規制改革実施計画(6/21)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2

診療のための医師非常駐の診療所の開設状
況及び具体的な事例を定期的に公表するな
ど、オンライン診療に関する情報発信・環境
整備を行う。
c 厚生労働省は、精神科や小児科などの診
療において、オンライン診療が技術的には可
能であっても診療報酬上算定が認められて
いない項目がある結果、医療機関がオンライ
ン診療を行うインセンティブが必ずしも十
分ではなく、オンライン診療の普及の弊害に
なっていることや、また、対面診療とオンラ
イン診療の評価の在り方に関して指摘があ
ること、これらの診療科においては対面診療
に比してオンライン診療のアウトカムが同
等である場合も存在することを踏まえ、オン
ライン診療の更なる普及・促進を通じた患者
本位の医療を実現するため、精神科・小児科
などの診療におけるオンライン診療の診療
報酬上の評価の見直しを検討し、所要の措置
を講ずる。
d 厚生労働省は、
「情報通信機器を用いた精
神療法に係る指針」(令和5年3月株式会社
野村総合研究所(厚生労働省令和4年度障害
者総合福祉推進事業))において、初診精神療
法をオンライン診療で実施することは「十分
な情報が得られず、信頼関係が前提とされな
い」

「対面診療の補完としての活用を期待す
る声もある一方で、安全性・有効性の確保が
課題との指摘もある」という理由で行わない
こととされているが、患者団体や研究者から
は初診精神療法のオンライン診療の必要性
が求められていること、英米等においては初
診精神療法をオンライン診療で実施されて
いること、精神疾患に対するオンライン診療
が対面診療と同等の有用性を示すエビデン
スが国内外において示されていること、当該
指針は「オンライン診療の適切な実施に関す
る指針」
(平成 30 年3月厚生労働省)と同様
に、厚生労働省が公開の議論を経て策定する
必要があるとの指摘があることなどを踏ま
え、安全性・必要性・有効性の観点から、適
切なオンライン精神療法の普及を推進する
ために、新たな指針を策定・公表する。なお、
その際、オンライン診療は対面診療と大差な
い診療効果がある場合も存在し得ることか
ら、良質かつ適切な精神医療の提供の確保に
向け、初診・再診ともにオンライン精神療法
がより活用される方向で検討する。
e 厚生労働省は、d の新たに策定・公表する
指針を踏まえ、オンライン診療の更なる普
及・促進を通じた患者本位の医療を実現する
ため、オンライン診療における精神療法の診
療報酬上の評価の見直しを検討し、所要の措
置を講ずる。
プログラム医療機器(S SaMD(Software as a Medical Device:a,b,d,e,g,h:措
37

厚生労働省