【参考資料4】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 本編 (108 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》 |
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第三版
【創部感染症】
主に褥瘡感染や手術後の SSI がある。SSI は感染部位によって、浅部切開部 SSI、深部切開
部 SSI、臓器・体腔 SSI に分けられる 7。
臨床所見:創部からの排膿、創部の発赤、腫脹、熱感、疼痛。
浅部切開部 SSI:切開部表面からの排膿、創部の発赤、腫脹、熱感、疼痛。
深部切開部 SSI:切開深部からの排膿、創部の発赤、腫脹、熱感、疼痛。
臓器・体腔 SSI:臓器・体腔に入っているドレーンからの排膿。
臓器診断に必要な検査:浅部 SSI は肉眼所見で臓器診断が可能だが、深部 SSI、臓器・体腔
SSI の場合、エコーや CT 検査等を施行する。
微生物診断に必要な検査:創部滲出液や膿汁のグラム染色・培養。臓器・体腔から無菌的に
採取された液体又は組織のグラム染色・培養。
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