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【参考資料4】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 本編 (79 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html
出典情報 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》
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抗微生物薬適正使用の手引き

(vi)

第三版

患者および保護者への説明

脱水にならないように経口補液を指導し、また、努力呼吸、起坐呼吸等が出現した場合は直ち
に医療機関の受診を指示する。
【医師から患者への説明例:クループ症候群の場合】
クループ症候群は、ウイルスによる感染が原因でのどの空気の通り道が狭くなっていることで
起こります。原因がウイルスなので抗生物質(抗菌薬)は効果がありません。泣いたり、騒いだ
りすると悪化することがあるので、できるだけ安静にしましょう。
ほとんどの場合、自然に治りますが、空気の通り道の狭くなる程度が強い場合は、入院が必要
になることもあります。クループ症候群は一般的に夜間に悪くなることが多いので、おうちでは
本人の様子をよく観察していただき、今よりも呼吸が苦しそうな時はすぐに病院に連れてきてく
ださい。

<文献検索方法>
小児のクループに関して、Nelson Textbook of Pediatrics (20th ed)、Feigin and Cherry's Textbook of Pediatric
Infectious Diseases (7th ed)、Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases (8th
ed)、 日 本 小児 感 染 症 学会 (JSPID)、 日 本 感 染 症学 会 ・日 本 化 学 療 法 学会 (JAID/JSC)、 米 国 感 染 症 学 会
(IDSA)、欧州臨床微生物・感染症学会(ESCMID)等の専門家集団による現在の診療ガイドラインの推奨を踏
まえつつ、最新のエビデンスを反映させるために文献検索を行った。
<MEDLINE での検索式>
"Laryngitis"[Mesh] AND ((Clinical Trial[ptyp] OR Comparative Study[ptyp] OR Clinical Study[ptyp] OR MetaAnalysis[ptyp] OR Guideline[ptyp] OR Multicenter Study[ptyp] OR Observational Study[ptyp] OR Practice
Guideline[ptyp] OR Randomized Controlled Trial[ptyp] OR Systematic Reviews[sb]) AND "2018/08/20"[PDat]:
"2023/01/31"[PDat] AND (English[lang] OR Japanese[lang]))
結果 30 件がヒットした。これを CHILDREN(birth-18 years)でフィルターすると 27 件になった。
(2018 年 8 月 19 日~2023 年 1 月 31 日)
<日本語論文(医中誌)での検索方法>
クループ、2006-2018、症例報告除く、会議録除く、メタアナリシス、ランダム化比較試験、準ランダム化比較
試験。比較試験、小児
結果 2 件がヒットした。
(2018 年 8 月 19 日~2023 年 1 月 31 日)

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