【参考資料4】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 本編 (118 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》 |
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第三版
表 5. 入院中によく遭遇する感染症の治療期間の例と最近の動向
標準的な治療期間※
感染症
短縮された治療期間※
VAP を含む院内肺炎
14-15 日間
7-8 日間
女性の非複雑性膀胱炎
3(-7)日間
—
女性の非複雑性腎盂腎炎
10-14 日間
5-7 日間
男性の有熱性 UTI
14 日間
—
CAUTI
7-14 日間
非重症例でレボフロキサシン治
療なら 5 日間
静注 β-ラクタム系抗菌薬もしく
はバイオアベイラビリティの優
れた経口抗菌薬なら菌血症合併
でも 7 日間も考慮
蜂窩織炎
10 日間
5-6 日間
非複雑性 CRBSI
CNS:5-7 日間
—
腸球菌、グラム陰性菌:
7-14 日間
黄色ブドウ球菌、カンジダ:
血液培養陰性化から最低 14 日間
(カテーテルが抜去されている
こと。詳細については各章を
参照)
急性胆嚢炎
7-14 日間
軽症~中等症:胆嚢摘出後 24 時
間
重症:胆嚢摘出後 4~7 日間
急性化膿性胆管炎
4-7 日間
3-5 日間
消化管穿孔による腹膜炎
10-15 日間
4-8 日間
ドレナージが十分になされた
10-15 日間
4-8 日間
症例ごとに検討が必要
はっきりしていない
非複雑性黄色ブドウ球菌菌血症※※
血液培養陰性化から 28~42 日間
血液培養陰性化から 14 日間
非複雑性グラム陰性菌菌血症
10-14 日間
7 日間
11-15 日間あるいは 11-21 日間
6-11 日間
術後腹腔内感染症
ドレナージが十分ではない
術後腹腔内感染症
(腸内細菌目細菌)
非複雑性グラム陰性菌菌血症
(ブドウ糖非発酵菌[例:緑膿
菌、アシネトバクター等]
)
※
治療期間の留意点と参考文献は補遺 p2-4 を参照
※※
黄色ブドウ球菌の項を参照
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