【参考資料4】抗微生物薬適正使用の手引き 第三版 本編 (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45318.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会 薬剤耐性(AMR)に関する小委員会 抗微生物薬適正使用(AMS)等に関する作業部会(第6回 11/19)《厚生労働省》 |
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第三版
※COVID-19 流行期は、COVID-19 を考慮
図 3. 急性気道感染症の診断及び治療の手順
※
本図は診療手順の目安として作成されたものであり、実際の診療では診察した医師の判断が優先される。
(4) 治療方法
感冒
(i)
感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
日本呼吸器学会、日本小児呼吸器学会・日本小児感染症学会及び ACP/CDC の指針では、
感冒はウイルスによって引き起こされる病態であることから、抗菌薬投与は推奨しないとされて
いる 2,21,65。また、感冒に抗菌薬を処方しても治癒が早くなることはなく、成人では抗菌薬によ
る副作用(嘔吐、下痢、皮疹等)が偽薬群(プラセボ群)と比べて 2.62 倍(95%信頼区間 1.325.18 倍)多く発生することが報告されている 66。
このようなことから、本手引きでは、感冒に対しては、抗菌薬投与を行わないことを推奨する。
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