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令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項・一括版) (125 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_kouki_zentai_shiori_2.pdf
出典情報 令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/17)《東京都》
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ホームドア等の整備促進
(提案要求先
(都所管局

国土交通省・観光庁)
都市整備局・交通局)

(1)ホームドア等の整備を更に加速させるために必要な財源を確
保すること。
(2)ホームドア等の整備を促進するため、コスト縮減を図るため
の技術開発の支援等を行うこと。
(3)視覚障害者等の転落事故防止のため、ホームドアが整備され
るまでの間においても安全対策を促進すること。
<現状・課題>
新型コロナウイルス感染症の影響により、鉄道事業者の運賃収入が大きく減少
している。そのような状況においても、鉄道利用者のホームからの転落等による
人身障害事故を防止し、利用者や鉄道輸送の安全性を確保するため、ホームドア
整備を加速させるとともに、ホームドアが整備されるまでの間においても安全対
策を促進する必要がある。
ホームドアの整備に当たっては、車両扉の位置の異なる列車への対応やホーム
幅の縮小、停車時間の増大による輸送力の低下、さらには、膨大な投資費用など
の課題があり、整備は進んでいない現状にある。
国は鉄道事業者のホームドア整備を促進するため、10万人以上の駅を優先し
て設置費用に対する補助を実施しているが、都では整備を更に加速させるため、
「鉄道駅バリアフリーに関する優先整備の考え方」を公表し、令和2年度から、
10万人未満の駅にも補助対象を拡大したところである。今後、都では、鉄道事
業者のホームドア整備を一層促進していく。
また、国は、視覚障害者などが駅を安全に利用できるよう、「駅ホームにおけ
る視覚障害者の安全対策検討会」を設置し、ホームドアによらない転落防止対策
を検討している。加えて、令和3年12月に創設されたバリアフリー料金制度に
より、バリアフリー化の加速が期待される。
一方、同料金制度だけでは、都が掲げる整備目標を達成するための財源が確保
できない。このため、補助による整備促進も引き続き必要である。
<具体的要求内容>
(1)安全対策に資するホームドア等の整備については、外出抑制による大幅減
収の中においても、計画どおりに実施することはもとより、更に加速させる
ため、鉄道事業者の積極的な取組を促すとともに、10万人未満の駅を含め
整備に必要な財源を確保すること。
(2)異なる扉位置の車両への対応やコスト縮減を図るための技術開発の支援等
を行うこと。
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