令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項・一括版) (27 ページ)
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公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_kouki_zentai_shiori_2.pdf |
出典情報 | 令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/17)《東京都》 |
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都市強靱化プロジェクト(仮称)の推進
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 政策企画局・都市整備局)
今年度内に策定する「都市強靱化プロジェクト(仮称)」を推進す
るために必要な財源を確保し、東京に必要額を確実に配分すること。
<現状・課題>
これまで東京は、災害にたびたび襲われ、新型コロナウイルスなど感染症の脅
威にもさらされてきた。今後も、大規模な風水害や地震、火山噴火、新たな感染
症の流行などがいつ起きてもおかしくない。
本年4月のIPCC報告書では、風水害などの災害の増加・激甚化の引き金と
なる気温上昇の可能性が改めて示されている。また、5月に策定した東京都の新
たな首都直下地震等の被害想定でも、自然災害のリスクが改めて確認された。加
えて、令和2年の国の報告で、富士山の大規模噴火時には、首都東京においても
インフラ等に甚大な被害が発生するとされている。
また、新型コロナウイルス感染症との長きにわたる闘いは、私たちの意識や行
動にも変化を及ぼしており、ゆとりある都市空間やスムーズビズなどの取組が重
要との認識も広がっている。
こうした考えの下、都は、都民の生命と暮らしを守り、首都の壊滅的な被害を
防ぐため、7月に「都市強靱化プロジェクト(仮称)の策定に向けた論点」を公
表し、風水害や地震などの危機への対応はもとより、首都圏全体で複合災害を乗
り切るための取組の方向性を示したところである。
今後、本論点を踏まえ、2040年代に目指すべき東京の姿の実現に向け、イ
ンフラ整備に主眼を置きつつ、ソフト対策も組み合わせ、施策のレベルアップを
図り、今年度内に「都市強靱化プロジェクト(仮称)」を策定する予定である。
策定後は、本プロジェクトを梃子に、あらゆる脅威にも揺るがない安全・安心
な都市を築き上げていくため、様々な新規・拡充事業を実施していく必要がある。
<具体的要求内容>
今年度内に策定する「都市強靱化プロジェクト(仮称)」の推進に向けて、大
規模な風水害や地震、火山噴火などの危機への対策に必要な財源を安定的・継続
的に確保し、東京に必要額を確実に配分するとともに、大規模水害対策の推進を
目的とした各種事業の柔軟な運用など、必要な制度の拡充や創設を行うこと。
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