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令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項・一括版) (304 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/collaboration/pdf/r5_kouki_zentai_shiori_2.pdf
出典情報 令和5年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/17)《東京都》
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特殊詐欺の被害防止に向けた対策の強化
(提案要求先
(都所管局

警察庁)
警視庁)

(1)特殊詐欺の被害防止に向けた広報啓発活動を強化すること。
(2)特殊詐欺の被害防止に資する機器を充実強化すること。
<現状・課題>
特殊詐欺は、主に高齢者を言葉巧みにだまして財産を奪う卑劣な犯罪であり、
その被害は都内だけでなく全国的に発生し、都民、国民の体感治安を悪化させる
大きな要因となっている。
被害を防止するためには、都民、国民に対して、「犯人からの電話に出ない」
ことが被害防止につながることや、最新の手口や手段などを的確に把握して、分
析した情報の効果的な広報啓発により、広く国民に周知することが不可欠である
ことから、全国放送のテレビ、ラジオなどの主要メディアを活用した大規模な実
施が必要である。
また、それと並行して、高齢者の子・孫世代に対し、詐欺被害から親を守るた
めの「AI型特殊詐欺対策アダプタ」をはじめとする「特殊詐欺被害防止機器」
等の設置に向けた働きかけも、今後、必要不可欠と考える。
このことは、特殊詐欺やアポ電をきっかけとした強盗事件等の被害防止のため
にも、国において、機器の充実強化を図ることが望まれる。
<具体的要求内容>
(1)高齢者をはじめ、特に子・孫世代に対して、テレビやラジオ放送等の広
域かつ多数が視聴するメディアを活用するなど、特殊詐欺の最新の手口や手
段等を、スピード感をもって、的確に周知するための広報啓発活動を推進す
ること。
(2)特殊詐欺の被害を防止するため、高齢者宅に設置する「特殊詐欺被害
防止機器」等の充実強化を図ること。




【令和3年中の特殊詐欺被害状況(確定値)】
都内 認知件数
3,319 件(前年比+423 件、+14.6%)
被害金額
約 66.2 億円(前年比+約 2.8 億円、+4.4%)
全国 認知件数
14,498 件(前年比+948 件、+7.0%)
被害金額
約 282.0 億円(前年比-約 3.2 億円、-1.1%)

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